ロレックス、フランクミュラー、ベル&ロス・・・20代女性が無理して高級時計を買った結果

2024.05.23

Written by ハナコ

時計について勉強中のアラフォー女性“ハナコ”が、時計について語る「ハナコのWATCH LIFE」。第4回は、私の時計遍歴について振り返ってみようと思います。

祖母から3代引き継ぐロレックス

私と時計との出会いは約20年前のこと。大学生だった私が就職活動をするにあたり、リクルートスーツに合わせて時計が必要となりました。当時、時計に興味がなく、1本も所有していなかった私は母に相談し、就職活動期間のみ母のコレクションから1本時計を借りることにしました。その時に手にしたのがロレックスオイスターパーペチュアルデイトでした。人生で初めての高級時計に緊張しながらも、時計を着用する瞬間に自分にスイッチが入る感覚を知りました。実はこの時計、私の祖母が祖父からプレゼントされたものということを後から聞かされました。祖母が亡くなった後、母が引き継ぎ愛用していたもので、製造年を調べてみると1969年でした。私の初めての機械式時計デビューは、私よりも長い年月を私の家族と共にしてきたヴィンテージ時計ということになりました。

その後、無事に就職先が決まり、就職活動は終わりましたが、社会人になったら必要であろうということで、母から私にその時計が継承されました。誕生から55年経った今も、現役として時を刻んでくれています。ケースとブレスはステレンス素材のため、耐傷性に優れているので時計初心者の当時の私にも扱いやすく、仕事でもプライベートでもよく着けていました。

100万円超えの超高級時計を買う

社会に飛び出して数年、私もアラサーと言われる年代に差し掛かった頃、とある仕事で商材に時計を扱うこととなりました。時計について無知だった私も仕事のために、そのメーカーの歴史やモデル、ムーブメントについて勉強することになりました。そこから私の時計沼人生がスタートします。時計の奥深さを知れば知るほどおもしろくなり、気が付けば時計専門誌を読むようになっていました。その時、とある雑誌で天才時計技師フランクミュラー氏のインタビューを読みました。彼の遊び心あふれる機構やデザインに夢中になり、フランクミュラーの時計に強い憧れを抱くようになりました。

それからの私は、気が付けば時計メーカーのブティックや時計専門店に足を運び、時計を眺めては心を満たす日々を送っていました。そして運命の日が訪れました。とある夏の日、仕事終わりにフランクミュラーのブティックへ訪れた時に、どうしても憧れの1本を自分のものにしたいという欲に駆られ、とうとう100万円超えのフランクミュラーを購入しました。その場でクレジットカードの利用限度額を上げたことを今でも明確に覚えています。

購入したモデルはロングアイランドという、アメリカ・ニューヨーク州にあるロングアイランド島の華やかさとエレガンスからインスピレーションを受けて作られたモデル。フランクミュラー独自のインデックス書体「ビザン数字」の1から12がレクランギュラーケースに収まるように変形しているところにとても愛らしさを感じました。18Kのホワイトゴールドケースが華やかな印象で、食事会や企業主催のパーティーなどのお呼ばれの際に着用しています。レザーストラップは元々付属していたブラックの他に、ホワイトとパールブルーを買い揃え、コーディネートに合わせて付け替えを楽しんでいます。

男性受け抜群のBR03-92

すっかり時計沼にハマった私は、時計専門誌を愛読書にするほどに読み込んでいました。当時、色んな雑誌で目にして気になったのが、ベル&ロスでした。プロのパイロットが飛行中でも容易に確認できるようにと視認性の高さを追求してきたブランドで、すべてのモデルが航空計器のデザインに着想を得て開発されました。確かに、大きなブラックの文字盤にホワイトの時分針が配置されたデザインは、航空機のコックピットに馴染みそうです。

しっかりと商品の情報をインプットした上で購入を検討するため、ブティックに出向きます。当初の狙いはBR01でしたが、これはケースサイズが46㎜とかなり大きく、私の手首からはみ出てしまいました。そこで一回り小さいBR03-92を試着すると、これでもまだ大きいのですが、着用するのに問題ありませんでした。厚みのある42㎜のケースは圧倒的な存在感です。四角いステンレスのケースに黒文字盤と白のインデックスというシンプルなデザインなので、カジュアルやモードなどどんな服装とも相性が良く、その存在感がコーディネートをブラッシュアップしてくれそうと思い、購入に至りました。

愛用する中でやはりその存在感は絶大で、仕事やプライベートで出会うほとんどの人が私が着用するBR03について話を振ってくださいます。(褒めてくれるのは男性だけなので、やはり男性人気の時計なんだと痛感します…)ラバーストラップも扱いやすく、夏場でも汗を気にせず着けていますが、すでに2回ほどラバーが切れ、交換しています。秋冬はオーバーサイズの服の上から着用するなど、色んな着け方を楽しめるのは大き目時計の良さだと思います。

ということで、私は20代の時に1本のロレックスを継承し、2本の高級時計を購入しました。今よりも稼ぎの少ない当時の私にとって高級時計2本は無謀な買い物で、貯金は底をつき、趣味やファッションにかけられるお金も無くなってしまいました。でも、全く後悔していません。なぜなら継承したロレックスも含め、アラフォーとなった今でも3本とも愛用しているからです。時計は高級品ですが、その質の高さ故に長く使えるので、“いいものを長く使う”というサステナブル商品だと思います。またいい時計に出会えたら購入したいと思います。

ハナコについて

私は都内在住の2児の母です。20代で時計のおもしろさを知り、時計に興味を持ち始めました。そしてアラフォーとなり、気がつけば時計沼に片足突っ込んでいました。今はとにかく時計の知識を増やしたいと思っています。日々のストレスはお酒と旅行で発散させるタイプです。

ranking