ロレックスらしくない?金無垢なのに薄いレア度MAXな『オイスターパーペチュアルデイト』
出演:野村店長×高橋(販売スタッフ)
特別感のある激レアロレックス
今回は激レアな一本を紹介。ロレックス『オイスターパーペチュアルデイト』(18金無垢 Ref.1502 フィレンツェ仕上げ スイスブレス 1960年代前半製)だ。全体的に細工が施されている。
「“レア仕上げ”みたいな感じ。海外だと“フィレンツェ仕上げ”といわれている。お洒落な仕上げですね」(野村店長)
「かなり作り込みがされていますよね」(高橋さん)
「デイデイトのバーク(樹皮のような細かい筋模様のデザイン)みたいな感じ。ベゼルの仕上げを見るとバークっぽい感じですけれど、またちょっと違う。ラグまで仕上げが入っている」(野村店長)
「鏡面と仕上げの差が良いですね。でも1回磨いたらおしまい。磨けない時計ですね。これは選ばれし方が着ける時計」(高橋さん)
「金細工をやる人だったらこういう刻みを入れるのは18金なのでしやすいけれど、同じようにはならないですね」(野村店長)
専用のブレスも希少だ。税金の問題などでブレスは売られる現地のものを付けることがあるというが、これはスイス製。金無垢だがとても薄いのが特徴である。
「フィット感に特別感があります。彫り自体が浅いので磨くとテカっちゃう。これはほとんど磨いていないと思う。程よい金焼けと表面の綺麗な部分と、明暗がハッキリとしている仕上がりですよね」(野村店長)
野村店長が見た限りでは、バックルは若干磨いた感じがあるようだ。クラスプもしっかりとしたオリジナル。針はアルファハンドで、今では使われていないラジウムの夜光が入っている。
ヴィンテージらしいサイズ感
「デイデイトとかデイトジャストじゃないのも面白いですよね。オイスターパーペチュアルで金無垢モデル自体がレアですよね?」(高橋さん)
「レアですね。デイデイトとかデイトジャストは36mmじゃないですか。ボリューム感も違うし反応も良いでしょう? 珍しいサイズ感(34mm)でブレスのフィット感も良い。ちょっとロレックスらしくない感じかな」(野村店長)
「あえて金無垢として出さないモデルですよね。34mmとヴィンテージらしい」(高橋さん)
出荷はアメリカではなく、ヨーロッパからだと思うと語る野村店長。野村店長は以前、これのホワイトゴールドを見たことがあるという。持ち主の祖父が買った時計で、スイスへ旅行に行った際に買ったものだと話していたようだ。
時代の先端を行く人気のゴールド
「ゴールドは今人気がありますよね。昔のように抵抗感のある方が減ってきているのでしょうね」(高橋さん)
「僕らの世代だと金のロレックスをしているのは、芸能人かヤ○ザか不動産屋さんみたいな感じ」(野村店長)
「今はファッション系の方からアーティストやミュージシャン、時代の最先端を行っている方が着けているイメージがあります」(高橋さん)
「ロレックスの金無垢が欲しいと言ったらデイデイトですもんね」(野村店長)
「(デイデイトの金無垢は)現行でも買えるモデルなので、これは本当にヴィンテージならでは。激レアな一本です」(高橋さん)
装着感が心地よく、上品な一本
改めて着け心地を確かめてみた高橋さんは「しなやかな着け心地で太さもそこまでなく、思ったより軽くて良いです」と語る。そして、ギラギラとした鏡面仕上げの部分が少ないため上品な印象だ。野村店長もその上品さを推す。あたたかみを感じるデザインで、これからの秋冬が似合うだろう。
価格は198万円。二人とも『オイスターパーペチュアル』だと考えると「高い」が、レア度を考えると「安い」と声を揃える。コンディションも良く、今は金の価値も上がっている。野村店長が「こんな時計をしている人には一生会わないでしょう」というほど貴重だ。
野村店長が「クリスも似合うんじゃない?」と、撮影に同席していた販売スタッフ、クリスさんに着けてみるように促す。
最後に「良いですね。私はデイデイトじゃないところが好きです。ベゼルとか全体的に一体感がありますね。金無垢最高!」といつものクリスさん節が聞かれた。