【女性必見】ロレックスの着けやすい人気モデル5選!
出演:宮崎×三好
男性ファンが多いヴィンテージ時計だが、女性にもヴィンテージ時計の良さを知ってほしいということで、今回は女性が着けやすいロレックスを5本紹介する。セレクトしたのは、ファイアーキッズの女性スタッフ三好さん。レディースはもちろんのこと、ボーイズサイズやメンズ物でも女性に似合うロレックスがある。年代も1930〜2000年代と幅広いラインナップだ。
「自分でも着けられるなと思うポイントの一つが、腕乗りの良さですね。ケースサイズやラグの形状を見ています。デザインに関しては完全に好みです! 女性向けとしていますが、腕が細い男性も参考になると思います」(三好さん)
間違いのないレディース。ロレックス オイスター プレシジョン
1本目は、間違いのない“レディースモデル”のロレックス『レディース 1965年製 オイスター プレシジョン Ref.6411 剣針 Cal.1310』をピックアップ。
「古いタイプのリベットブレスが付いていて、手巻きなのですごくヴィンテージの雰囲気がある。メンズの時計をそのまま小さくした可愛さがありますね」(宮崎さん)
「男性でも着けてみたい方はいると思うんですよね。シンプルな顔立ちで文字盤のエイジングもほどよくありますので、入っていきやすい一本です!」(三好さん)
「針が尖っているのも良いですね。ロレックスのレディースが欲しい人だったら間違いないです」(宮崎さん)
シンプルで主張は控えめ。リングや華奢なブレスレットなどのアクセサリーともバランスが取りやすく、コーディネートしやすい。価格は32万8千円と手が届きやすいのも魅力だ。
カジュアルにも似合う、ロレックス オイスターデイト
ここからは三好さんが「自我が出てきています」と語るセレクトでお届け! 2本目は、ロレックス『オイスターデイト 1955年製 Ref.6466 ギョーシェダイヤル 赤黒カレンダー』を見ていく。
「30mmサイズ。男性もこのくらいのサイズ感が好きな方が多いと思うんですけれど、女性が着けても格好良いサイズですよね。ギョーシェで針とインデックスが尖っていて、赤黒のカレンダー、ブルースチールの秒針。いわゆる“役満時計”と言われている。素敵ですよね」(宮崎さん)
「このインデックスの形が好きなんですよね。私が店頭でお話しするときも、レディースサイズと合わせてお見せすることが多いボーイズサイズ。レディースサイズでは少し物足りないと感じるときにおすすめです」(三好さん)
この日、カジュアルなワークスタイルのファッションに身を包んでいた三好さん。女性がロレックスを着ける場合はドレッシーなイメージが強いが、あえて「無骨に着けるのも格好良いのでは?」と提案する。価格は52万8千円だ。
「ギョーシェダイヤルのエイジングがあるので、ギラギラ感がなく馴染みやすいです」(三好さん)
「革ジャンとかに着けても格好良いですね」(宮崎さん)
スタイリングの幅が効く、ロレックス バブルバック コンビ
続いて紹介するのは、ヴィンテージ感が全面に押し出されたロレックス『バブルバック 1938年製 ピンクゴールドコンビRef.3132 セクターダイヤル』。
「セクターダイヤルが良い感じですね。1938年製なので裏蓋が平たいです。後年になるともっとぷっくりしてくるんですけれど腕乗りが良い」(宮崎さん)
「1930〜1940年代のケースサイズは小さめですか?」(三好さん)
「このくらい(32mm)が主流だったのでは? このサイズが一番好きかもしれないです。腕が太い方が着けても格好良いですよね」(宮崎さん)
「ぜひ女性の方は中心に見ていただきたい年代です。腕乗りも良いですし、顔がヴィンテージロマンのある感じ。そして、赤くて大きな月が出ている時にこの時計を思い出すんですよね……」(三好さん)
三好さんはコンビが好きだという。その理由は、ゴールドのアクセサリーでもシルバーのアクセサリーでも合わせやすい点にある。コンビなどのツートンカラーはスタイリングの幅が効く。価格は198万円だ。ここまで26mm、30mm、32mmと順に大きくなっているが、女性が着けても違和感なく楽しめる。
「このくらいのサイズ感でピンクゴールドのコンビを探している方は、これ一本ですべて収まる素敵な一本です」(宮崎さん)
1930年代のロレックスは、まだ王冠マークが付いていない。ロレックスらしさを強調するよりも、ヴィンテージ感を存分に味わいたい方に手に取っていただきたい一本だ。
男女兼用もOK! ロレックス デイトジャスト ギャラクシーダイヤル
4本目は、ロレックス『デイトジャスト 1965年製 Ref.1601 ギャラクシーダイヤル 純正USブレス付き』。この通称“ギャラクシーダイヤル”の名付け親は、なんとファイアーキッズのスーパーバイザー野村さんだという。ギャラクシーの名のとおり、経年変化によって無数の星が散りばめられているような文字盤が特徴だ。
「黒文字盤の経年変化は唯一無二ですよね」(三好さん)
「デイトジャストは今まで形がほとんど変わっていないなかで差別化するとなると、黒文字盤がギャラクシーになっているのがポイント。そして、これはUSのジュビリーブレスが付いている。スイス製ではなくUSなので横からみると一発でわかります。ちょっと特別感がありますね」(宮崎さん)
「(腕に着けてみて)36mmだけれど大丈夫です。オイスターケースは浮きがないですね。でも存在感もあるし、やはりデイトジャストは憧れ! 女性は特にフルーテッドベゼルのキラキラ感が好きという方も多いと思う。私なら黒レザーを合わせたい。少しゴシックっぽいメイクやスタイルが好きな人、シルバーアクセサリーが好きな人におすすめです」(三好さん)
36mmは男女兼用が可能なサイズ感。パートナーにプレゼントしつつ、その日のファッションによって自分も借りて着けちゃうなんてこともアリだ。価格は128万円。飽きのこないデザインで一生物として楽しめる。
レア度が高い、2001年製のロレックス ヨットマスター コンビ
最後に紹介するのは、比較的新しいロレックス『ヨットマスター 2001年製 コンビ ボーイズサイズ Ref.168623』。
「ボーイズサイズだとカジュアルですね。チャーミングな感じがします。これをシェアできるパートナーとは一生一緒にいた方がいいと思います(笑)『これいいね!』って言い合えたら楽しいですよね」(三好さん)
ヴィンテージ時計というと性能に不安を抱える人もいるようだが、こちらは2000年以降のモデル。その辺りの不安も解消してくれる安心の一本だ。
「ヨットマスターのボーイズサイズはレア度が高いです」(宮崎さん)
「そうですよね、見たことがない。スポーツモデルはあまり身近ではなかったけれど、ボーイズサイズになると着けたいなと思える一本です。カジュアルな洋服でもいいですし、白が入っているのでフェミニンなスタイルでもいいのかなと思います。淡い色のトレンチコートも似合いそうで、妄想がふくらみます」(三好さん)
女性がネット上で時計を検索するときは“レディース”で絞ることが多いが、ボーイズサイズ(物によってはメンズも!)まで広げてみても良いかもしれない。また、写真ではインパクトがあっても、ファッションやメイクと合わせてみると意外と馴染む場合もある。サイズの選択肢を広げた場合には腕乗りが大事なので、ぜひ試着してみよう。