ロレックス入手難易度順! スポーツ専門店ではないFIRE KIDSセレクト4選
今回はヴィンテージロレックスを入手難易度順に見ていく。ヴィンテージらしい個体をポイントに順位をつけていく。
4本の入手難易度をランキング形式で発表!
まずは今回選出された4本『サンダーバード』『オイスターデイト』『デイトジャスト』『オイスターパーペチュアルデイト』を簡単に紹介していくので、一緒に順位を考えてみてほしい。1本目は『サンダーバード オリジナルブラックダイヤル Ref.6609 赤黒カレンダー』。
「ブレス付きですけど少し後年で赤黒カレンダー、サンダーバードのセカンドになるんですよね?」(髙橋さん)
「そうですね、Ref.6309がファーストです」(野村店長)
2本目は「ありふれた時計(笑)」という紹介から始まった『オイスターデイト ブラックミラーダイヤル Ref.6694 40ミクロンメッキケース』。
「ありふれた時計ですけども、ギルトダイヤルで40ミクロンの金張りのスクリューバックという珍しい仕様かつ、ラグが20mmです(普通は19mm)」(髙橋さん)
「これは見たことがないなというレベルですね。再メッキもかかっていないし」(野村店長)
3本目はブラックのブラウンチェンジで、雰囲気抜群の金無垢『デイトジャスト 18KYG ブラックミラーダイヤル Ref.6605』に、デイトジャスト表記なしのビッグバブル、キャリバーがA 296のスーパーオイスター『オイスターパーペチュアルデイト Ref.6075 18KYG 赤赤カレンダー』の4本が集められた。
スタッフそれぞれの視点で「4位〜2位」までを発表
「せーの」で発表していこうということで、髙橋さんの4位は『サンダーバード』、3位は『オイスターデイト』、野村店長の4位は『デイトジャスト』で、3位は『サンダーバード』という全く違う結果となった。
「Ref.6609(サンダーバード)とRef.6605(デイトジャスト)だと圧倒的にRef.6605の方が数はあると思うんだよね。ただ金無垢と言われると悩むけど、やはりサンダーバードのブラックってないような気がする」(野村店長)
「サンダーバードは良い顔をしていますよね」(髙橋さん)
『サンダーバード オリジナルブラックダイヤル Ref.6609 赤黒カレンダー』は、Ref.1625と比べてダイヤルに厚みがあり、裏蓋の盛り上がりも大きくラグも少し長いモデルだと言う。
野村店長が4位に選んだ『デイトジャスト 18KYG ブラックミラーダイヤル Ref.6605』は、ダイヤルにエンボスのROLEXマークとロゴに下地出しのレターとエンボスのレターが入った作りとなっている。全体的にミラーの艶が落ちてブラウンチェンジした味のある個体だ。
「僕の2位は『デイトジャスト』なんですけど、野村さんは『オイスターデイト』ですね」(髙橋さん)
「『オイスターデイト』は意外と数がないんですよね。金張り自体が少ないですし、ブラックとなると尚のことないかなと」(野村店長)
「そしてギルドですからね。そして20mmという謎のケース、確かにレアです」(髙橋さん)
「しかもアルファハンド、格好良い」(野村店長)
ミドルケースが40ミクロンメッキで、ステンレスのバックケース、下地出しのレターの入るブラックミラーダイヤル、更にラグ幅が20mmという珍しい組み合わせの『オイスターデイト ブラックミラーダイヤル Ref.6694 40ミクロンメッキケース』。髙橋さんは3位、野村店長は2位と高評価の1本だ。
1位はデイトジャスト表記のないレアな『オイスターパーペチュアルデイト』
2人の意見が一致した1位は、海外では「Ovettone」とも呼ばれる『オイスターパーペチュアルデイト Ref.6075 18KYG 赤赤カレンダー』。
「スーパーオイスターの時点で作られている年数は少ないですしね」(野村店長)
「希少性もそうですし、金無垢ブレスレット付き、圧倒的というかレアですよね」(髙橋さん)
「デイトジャストと入っていないのもレアかもしれないですね」(野村店長)
スーパーオイスターリューズの付くビッグバブルと呼ばれる裏ブタが膨らんだケースは存在感がある。金無垢ケースにありがちな痩せも少なく、この年代特有の細かい刻みのベゼルに潰れが見られない貴重な1本。
「コンディションも良いですよね。コインエッジというか細いベゼルも」(髙橋さん)
「磨かれちゃって丸い感じのものが結構多いですもんね」(野村店長)
大きな卵と言われているようにふっくらとしたフォルムだが、意外と手首の太さを選ぶこともなく「全然収まりが良いかも。この年代の時計ってラグも長いんですけど、フラッシュフィットも長めになっているから、恐らく年代も合っているんでしょうね」と、スマートな体型である野村店長にも似合う。
今回の4本を選んだポイントとしては「スポーツタイプ以外」とのこと。「僕だったら絶対バブルバックを入れる」と野村店長的には思うところがあるようだが、スタッフの好みや歴史が伺えて面白いチョイスだった。「時代はゴールドなのかもしれないですね」「金無垢最高?(笑)」と、今年は金の時計を推していきたいとも話す。デザインや金額だけではなく、貴重性もヴィンテージアイテムを選ぶときの大きなポイントになる。