革ベルト選びにこだわりも！新人コンビが愛用するヴィンテージ時計4選

出演：山﨑×久保

今回は、YouTube初共演となる横浜本店の新人コンビ、山﨑さんと久保さんの愛用ヴィンテージ時計トークをお届けする。

新人コンビといっても、山﨑さんは時計ベルトの商社に勤めていたことがある革ベルトコレクター！　そして、久保さんはアパレル業界に20年勤めたファッションフリーク！　愛用のヴィンテージ時計の紹介に加え、それぞれの“こだわり”が見える対談だ。

【山﨑さん愛用】キングセイコー AGFケース／ロレックス オイスター

山﨑さんが愛用しているのは、セイコー『キングセイコー1968年製 AGFケース Ref.44-2000 ノンデイト』と、ロレックス『オイスター 1963年製 ビッグケース Ref.6424 U.S.Aブレス』の2本。

「1本目にキングセイコーを買ったんですけれど、次もシンプルな手巻きのノンデイトを選びたいと思っていました。先輩の高橋さんと尾崎さんに相談して、まだ使ったことのなかったロレックスを買いました」（山﨑さん）

山﨑さんは革ベルト好きだが、2本目にはブレスを選んだ。現行品のブレスはかなり大きいものが多いが、ヴィンテージならば薄型で腕になじみやすいことから挑戦。革ベルトに変えることはあっても、オイスターは基本的にブレスで楽しんでいる。

「すごく着け心地が良くて、そのまま寝ちゃうこともあるくらいです（笑）」（山﨑さん）

【久保さん愛用】ロレックス デイトジャスト／セイコー ファイブ

久保さんが普段から着けているのは、ロレックス『Ref.1600 1967年製 デイトジャスト シルバー』と、セイコー『ファイブDX 1968年製 6106-7000』だ。

セイコーファイブは、アパレル勤務時代にバイヤーさんが買い付けてきたのをきっかけに購入したという。

「僕は山﨑さんとは違って、両方とも自動巻きで気楽に着けられる。デイトジャストはバリエーションが多いじゃないですか？　シルバーとゴールドのコンビであまり人と被らないデザイン。個性が出ておもしろいかなと思って買いました」（久保さん）

「使いやすさと自分が気に入ったポイントを、バランス良く選んでいる印象です」（山﨑さん）

「ありがとうございます！」（久保さん）

愛用の2本。それぞれどのように使い分けている？

「ブレスのロレックス オイスターは、スーツとかドレス寄り。一方、キングセイコーは革ベルトで少し大きいですし、半袖でラフな格好のときに使うイメージ。スタイルに合わせて使い分けています」（山﨑さん）

「ロレックスのデイトジャストは、カジュアルな洋服の腕元に存在感を出すため。セイコーファイブは、綺麗めなシャツスタイルのときに、あえてカジュアルな時計で外す感じ。最近は天気が急に荒れることもあるので、天気を気にせずに着けられるのはセイコーファイブです」（久保さん）

自分のことを「天邪鬼な部分がある」と語る久保さん。アパレル業界に20年携わっていた経験から、時計は王道の使い方ではなく、外しのアイテムとして活用しているようだ。

「みなさん思い入れがあって購入されると思うのですが、自身のスタイルで遊んでほしいです。現行の良さもありますが、ヴィンテージは個性がある時計が多い。デニムとかと一緒で一点物の雰囲気なんかも楽しみながら着けられたらいいなと思います」（久保さん）

山﨑さんは以前、オメガのヴィンテージを手にした際にアクティブに使いすぎて壊した経験があるとか……。そのため、雨の日や運動量の多い日は現行品（ヴィンテージが好きなので復刻版モデル）を使うこともあるという。

久保さんも現行品を所持。お店ではヴィンテージ時計を着けていることから、休みの日など気分を変えたいときに現行品を着けている。

「現行品を使うことで、またヴィンテージの良さに気づくこともありますね」（山﨑さん）

革ベルトは時計との艶感を合わせて選ぶべし！

時計ベルトの商社に勤めていた経験があり、何百本もの革ベルトを持っている山﨑さんは「革ベルトは現行品よりもヴィンテージの方が似合う」と語る。

「いろいろありますが、現行品は艶があってガッシリしているイメージ。でもヴィンテージは少し薄型で艶感が程良く失われているところが、革ベルトの質感と相性がいいと思っています。革ベルトを選ぶ基準は、時計との艶感を合わせること。それがこだわり。腕に着けて初めて腕時計になるので、自分の肌と時計をバランス良く引き立ててくれるのが革ベルト」（山﨑さん）

山﨑さんがたくさんの革ベルトと触れてきたなかで見つけたのは、“時計との艶感を合わせると良い”という法則。久保さんは「今度ぜひ相談させてください」と締めくくった。

時計を買う際には、自分の肌やファッションにマッチするかも考慮して選んでみるとよいだろう。