アイダブリューシー

1868年にアメリカ出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンゾが、スイスのシャフハウゼンに設立。以来現在まで、シャフハウゼンの地で、優秀な時計師と最新の製造技術、そして、近隣にあるライン川の水力発電を利用し、高品質な腕時計を作り続けている。評価の高い自社製キャリバーを輩出しており、第二次世界大戦前には古い手巻のキャリバー83、角形手巻のキャリバー87などの優品がある。1938年のキャリバー60では、秒針を中心軸配置する「センターセコンド」前提の設計をいち早く採用している。44年には技術者アルバート・ペラトンが入り、名機の誉高い手巻きのキャリバー89を製作。ロングセラーとなっている。また、46年には彼の名を冠したラチェット式動力伝達両回転型「ペラトン自動巻機構」を開発。現在も技術の高さには定評のあるメーカーだ。

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