価格高騰! 入手困難な『グランドセイコーファースト』3選

2024.07.09

出演:松浦×クリス×山﨑

国産好きのスタッフ3名が集まり、グランドセイコーファーストについて語る。今回は、ファイアーキッズ横浜本店管理部の山﨑さんが初参戦!

YouTubeの撮影時、中野ブロードウェイ店には5〜6本ほどのグランドセイコーファーストがあり、たくさんストックがある印象を持たれるかもしれない。しかし、グランドセイコーファーストはすでに入手困難になってきている。人気があるため、YouTubeの配信時、またこの記事の掲載時にはSOLD OUTになっている可能性もあるが、悪しからず……。

入手困難なグランドセイコーファースト3本をピックアップ

「我々は(お店を)ミュージアムとしてもやっているじゃないですか。買うか買わないかというより、楽しんでいただくことを重視している。ただ、グランドセイコーファーストがこんなにあることはレア。今日はそれをお届けできたらなと思います」(クリスさん)

今回ピックアップしたグランドセイコーファーストは、1960年製の最初期プリント文字盤、1960年製彫文字盤、1961年製のアップライトロゴの3本だ。

1960年製の最初期プリント文字盤モデル

「製造期間を見ると、プリント文字盤はだいたい4カ月間の製造。発売が1960年の12月18日ですが、発売した時にはもうプリント文字盤は作っていなかったですからね。彫文字盤は1年弱の製造期間。最後の2年間はアップライトロゴがグランドセイコーファーストの顔として出されていましたよ」(クリスさん)

「アップライトロゴはまだ見る機会があるけれど、プリント文字盤と彫文字盤はタイミングがないと出合えない」(松浦さん)

1960年製彫文字盤モデル

プリントか彫りか立体的なアップライトか——。“Grand Seiko”の文字以外は大きな差はないように見えるが、12時のインデックスの刻み具合が異なるほか、針にも大きな違いがある。プリントと彫りが山針で、アップライトは平針だ。彫りでは一部、平針も存在する。

「文字盤の大きさも微妙に違いがあるんですよ。そういう手作り感があって私は好きなんです! 価格はだいぶ上がりましたよね」(クリスさん)

「僕たちが入社してから、この短期間(1年ほど)で急激に変わっている。入社した時、アップライトロゴは50万円くらい。今は79万8千円がついている」(山﨑さん)

彫文字盤も1年ほど前は79万8千円だったが、今は120万円を超えている。個体の状態にも左右されるが、総じて価格は上がってきている。とはいえ、まだ“プレミア”の域に達している感じでもない。

「ほかの時計の上がり方に比べるとそうでもない。でも昔の人から見たらとんでもないと思うかもしれないね。整った個体を用意するのが大変なんですよ。何かしら気になる点があるので、平均点以上のものになってくると探すのが大変。バイヤーの野村が苦労しているところです」(松浦さん)

購入前に見ておくべきポイントとは?

ネットで低価格で販売されているグランドセイコーファーストは、裏蓋のメダリオンがなくなっていたり金が剥がれていたりするので注意が必要だ。購入する前にはどういったポイントを見ておけばよいのだろうか。

「まずは顔となる文字盤ですかね」(山﨑さん)

「そうです。文字盤の綺麗さ。私はポツポツが出ているものとかも綺麗だと感じるけれど、美しいカーブを描いてゴールドのインデックスがあしらわれている、クリーミーホワイトのなめらかな文字盤を見ますね。次はどこでしょう?」(クリスさん)

「次は、裏側のメダリオン」(山﨑さん)

「メダリオンが剥がれていないかとか、使い込んでいることで黒ずんでいないかとか見ますよね」(クリスさん)

「我々も仕入れするときに見るポイントですね。ほかにはケースの張りの割れがないかとか、リューズや針など基本的なところを順番に見ていきます。やはり年代的にまだ防水が強い時代ではないわけですよ。最上級のクラスでねじ込みであれば100点だろうけれど、そうではない時代もある。汗によるケースのダメージとかは見なきゃいけないポイントです」(松浦さん)

グランドセイコーファーストは金張りがエレガントだと語るクリスさん。一方、松浦さんは世代の違いもあり、金張りは敬遠してきた。しかし、時代も変化し、さまざまな時計を見てきたことで最近は金張りの良さがわかってきたという。

松浦さんはクラフトマンシップを感じる彫文字盤が好きだったようだが、最近は“Grand Seiko”を主張するアップライトに魅力に感じているようだ。山﨑さんもロゴの主張があるアップライトが好きだと語る。

入手が難しく、どんどん価格も上がってきているグランドセイコーファースト。気になる個体を見つけたら間違いなく買い時だ!

writer


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