ヴァシュロン・コンスタンタンが「海水江崖」を表現したメティエ・ダール新作を発表

2024.08.23
Written by 編集部

VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)が、新作のメティエ・ダールコレクション「メティエ・ダール-伝統的シンボルに敬意を表して-」を発表しました。中国の伝統文様「海水江崖」を2通りに解釈し、異なる手法で表現した4種類のタイムピースから成るシリーズです。

明清時代の宮廷特有の文様をあしらった文化的な賛辞

スイスの高級時計メーカーであるVACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)は、高い精度と独特の美しさで知られています。全て手作業で作られているため、希少性の高いモデルが多く、世界三大時計の代表格として世界中のコレクターに愛されています。

芸術的な時計製造技術を称え、芸術、歴史、文化からインスピレーションを得るメティエ・ダールコレクションに新たに加わった「メティエ・ダール-伝統的シンボルに敬意を表して-」。

中国の伝統文様「海水江崖」を2通りに解釈し、異なる手法で表現した4種類のタイムピースから成るシリーズ。吉祥文様として宮廷建築、調度品、焼き物、「龍袍(りゅうほう)」と呼ばれる皇帝や皇族の吉服にも使用されており、海中にそびえ立つ山岩に激しく打ちつける波濤を表現したモチーフをあしらっています。新作4モデルは、各15本限定で登場。

直径38mm、18Kピンクゴールドとホワイトゴールド製ケースの心臓部で鼓動するのは、コンパクトなサイズ感(直径26.2mm、厚さ3.60mm)により選ばれた自社製キャリバー2460。約40時間のパワーリザーブを備え、原産地と時計製造技術を証明するジュネーブ・シールの基準に準拠しています。22Kゴールド製ローターには、波や潮の流れを想起させるモチーフが繊細に彫金され、ダイヤルの意匠と呼応しています。

異なった方法で表現した“永遠の流れ”と“月光”

新作2つのうち1つは「永遠の流れ」として、中国発祥のクロワゾネ・エナメル技法を用いて、満天の星空を背景に、生姜の芽をかたどった植物に縁取られた山々の頂が高波に洗われた色彩が豊かなモデルです。

「海水江崖」文様を形成するエナメル装飾を描く220本の金線を敷き詰めるのに、輪郭形成だけでも50時間以上の作業を要し、その後色と彩度に応じてエナメルを複数回にわたり施し各層毎に炉で焼成。さらに文様に実体を与える金線のクロワゾネ(仕切り部分)を際立たせるために最終的なポリッシュ仕上げを施し、最後に半透明のエナメルコーティングが独特の光沢を与えています。またエナメル装飾を際立たせるため、ベゼルにはコウモリのモチーフが手彫りであしらわれています。

もう1つの「月光」のダイヤルは、ダイヤモンドがセッティングされたくぼみに施された連なる波浪、立体的なブルーのエナメルが施された部分、山々が融合した様子を表現。

ゴールド製のダイヤルは、3つの部分構成となっており、まず海を表す部分には深いブルーをグラン・フー・エナメル技法で表現し、彫金が施されています。2つ目の部分となる、そびえ立つ岩山に沿った潮の流れには、ジェムセッティングが用いられ、3つ目の部分には、連なる岩に波が打ち砕かれる様子により立体感を添えています。ベゼル全面にあしらわれたブリリアントカットダイヤモンドとさまざまな技法が見事に調和した1本です。

メティエ・ダール-伝統的シンボルに敬意を表して-永遠の流れ
Ref.|2400A/000R‐H024・2400A/000G‐H023
ケース素材|18K(5N)ピンクゴールド・18Kホワイトゴールド
ケースサイズ|38mm
防水|3気圧
価格|問い合わせ

メティエ・ダール-伝統的シンボルに敬意を表して-月光
Ref.|2405A/000R‐H022・2405A/000G‐H021
ケース素材|18K(5N)ピンクゴールド・18Kホワイトゴールド
ケースサイズ|38mm
防水|3気圧
価格|問い合わせ

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