男の色気を引き立てるブラックダイヤルのヴィンテージ時計3選

出演：高橋×中根

男の色気を引き立てるカラーといえば、やはり黒。黒を制する者は色気を制する！　ということで、今回はファイアーキッズのスタッフ高橋さんと中根さんのコンビで、黒文字盤の時計を紹介する。

渋さが際立つ、ロレックス オイスター ローヤライト

1本目に中根さんが選んだのは、ロレックス『オイスター ローヤライト ブラックミラー マジェスティックダイヤル1942年製 Ref.2280』だ。

「まず渋いと思います。夜行の焼け具合も良いですし、アクセントになっている赤い秒針もいいですね。自分的には色気が引き立つかなと思って選びました。高橋さん的にはどうですか？」（中根さん）

「いい時計だなと思います。サイズが小ぶりなのに、レターや24時間表記も入っていて凝縮されていますよね。あまり余白がないのが格好良いです」（高橋さん）

時計により文字盤の色はさまざまだが、白が爽やかさを感じるのに対し、黒は引き締まった印象を与え、落ち着きもあることから大人の雰囲気を演出できる。

「確かに黒文字盤の方がよりアダルトな感じはありますよね」（中根さん）

「黒は万能なイメージもあるし、これは確かに男の色気が引き立つ一本だと感じます」（高橋さん）

ウイスキーが似合う？ロレックス デイトジャスト

2本目にセレクトした色気を引き立てる時計は、ロレックス『デイトジャスト ミラーダイヤル 1969年製Ref.1603』。

「このツヤ感が着けているとより格好良い。渋さもあって、なおかつツヤが男の色気を引き立たせるんじゃないかなって感じがします。ミラーダイヤルでも時計によってはツヤが落ちているものがあるけれど、これはツヤが残っていて良い状態です」（中根さん）

「おっしゃる通りだと思います。格好良いですよね！　バーとかでウイスキーを傾けながら……そんな場面が似合う」（高橋さん）

高橋さんが思い浮かべる色気のある男の具体例は、先頃『SHOGUN 将軍』でエミー賞を獲得した真田広之さん。確かに、真田広之さんが醸す色気をさらに演出してくれるほど上品でツヤっぽい一本だ。

ジャガールクルト レベルソ

最後は、高橋さんが選んだジャガールクルト『レベルソ クラシック 1998年製 18金無垢ホワイトゴールドRef.250.386 限定150本』について語る。スイス連邦誕生から150年を記念して150本限定で生産されモデルだ。

「アラビア数字でツヤのある黒で、ホワイトゴールドです。黒とホワイトゴールドの組み合わせは、やはり色気のある存在かなと！」（高橋さん）

「さりげなく着けていたら格好良いと思います」（中根さん）

「角形はドレスウォッチの正統派」と語る高橋さん。そのなかでも文字盤が反転する構造と、限定の裏蓋の刻印（スイスの国章である十字とリース模様）に惹かれてこの『レベルソ』を選んだ。

余談だが、『レベルソ』は漫画『ザ・ファブル』に登場する。“殺さない殺し屋”である主人公の佐藤明が、プレゼントされた『レベルソ』を着け、格闘する前に文字盤を裏返す描写がある。その主人公の仕草がまた高橋さんの心を掴んだようだ。

時計はカジュアルダウンにもドレスアップにも、遊び心や色気の演出にも使われるファッションアイテム。TPOに加えて、どんな自分になりたいか“自己ブランディング”の観点から選んでみるのもおもしろい。