やっぱり欲しくなるロレックスのヴィンテージウォッチ4選!
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確固たるステータスあり、なおかつ揺るぎない歴史を持つロレックスの時計は、ヴィンテージの世界においてもずば抜けて人気が高い。ファイアーキッズの店頭から選んだ4本の逸品をピックアップした。
1.ロレックス『サブマリーナー デイト』Ref.168000(1987年製)
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ロレックスの代名詞であり、「キング オブ ダイバーズ」の異名を欲しいままにする『サブマリーナー』。その優れた性能は、ダイビングのみならず、タウンユースでも遺憾なく発揮されている。
『サブマリーナー』に日付表示とサイクロップスレンズが付けられたのは、1969年に発表されたRef.1680から。続いて1979年に登場したRef.16800では、防水性能を300mまでアップし、逆回転防止ベゼルが導入された。
今回紹介するのは、通称“トリプル・ゼロ”と呼ばれているRef.168000は、1985年から1988年頃に製造された。Ref.16800と外装の違いはほとんどないが、耐蝕製に優れた904Lステンレススチールを使用している点に違いがある。
珍しいリファレンスであるうえに、現行モデルのように扱えるのが、このモデルならではの魅力だろう。こちらの個体は全体的に経年変化が見られ、味わい深い1本となっている。
2.ロレックス『デイトジャスト』 Ref.1601(1966年代)
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ロレックスきってのベストセラーである『デイトジャスト』は、1945年の誕生以来、絶え間なく進化し続けている。
ヴィンテージロレックスの定番中の定番Ref.1601は玉数こそ多いが、意外に黒文字盤が少ない。その理由として、当時の黒文字盤の需要が少なかったかったり、視認性の問題などが挙がる。とりわけ希少なギルトダイヤルの需要は高い。
ファイアーキッズの店頭に並ぶ、ギャラクシーダイヤルと呼ばれる経年変化をした1966年製のギルトダイヤル『デイトジャスト』は独特のオーラを放つ。少し黄色味がかった18Kホワイトゴールドのベゼルとも好相性だ。
この個体を特別にしているもうひとつのパーツがアメリカ製のジュビリーブレスレットだろう。楕円形のコマが特徴であり、スイス製の巻き込み式のジェビリーブレスットと比べるとゴツい印象だ。
3. ロレックス『コスモグラフ』 Ref.16520(1997年製)
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おそらく世界一有名なクロノグラフであるロレックスの『コスモグラフ デイトナ』。
1963年に誕生し、該当するリファレンスは多数あるが、ここで紹介するのは『コスモグラフ デイトナ』史上初めて自動巻き化を果たしたRef.16520だ。
手巻きモデルから大幅にデザインを変更、ケースサイズを40mmまでアップし、リューズガードを取り付けた。
最大の特徴は、エボーシュ(汎用ムーブメント)をブラッシュアップさせたクロノグラフ専用の自動巻きムーブメントCal.4030にある。振動数を3万6000回から2万8800回に減らすことで耐久性を高めている。
こちらの1997年製の個体は、“マーク6ダイヤル”と呼ばれでおり、トリチウム夜光を使用していた最後の品番だと言われている。コンディションも良好でオイスターケースの肉厚なフォルムを十分に残している。
4. ロレックス『デイデイト』Ref.1803/9(1969年製)
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ロレックスの最上位に位置するプレステージモデルとして、1956年に発表された「デイデイト」。日付に加えて12時位置の孤状の小窓にフルスペルの曜日を表示した、世界初の機構を備える腕時計である。曜日表示は 26ヶ国という豊富な言語から選択できる。
ケース&ブレスレットの素材は、基本的に貴金属が使用されており、特徴的なデザインのブレスレットは、米国大統領であるアイゼン・ハワー氏に贈られたことがきっかけとなり“プレジデントブレスレット”と呼ばれるようになった。
ロレックスの中でも特別なモデルとなっているデイデイトは、様々なバリエーションが存在し、アメリカの歴代大統領や多くの著名人に愛用され続ける成功者の証として知られている。
ヴィンテージにおいては、とりわけホワイトゴールドのモデルが人気が高い。こちらの1969年製の個体は夜光塗料が入らない落ち着いた雰囲気の1本。研磨でなくなりがちなホールマークもしっかりと残っている。
“プレジデントブレスレット”は欠損しており、ファイヤーキッズオリジナルのクロコダイルのストラップが取り付けられている。
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![戸叶庸之](https://m.firekids.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/fm_img.jpg)
戸叶庸之
神奈川県出身。大学在学中に出版社でのアルバイトからマスコミ関係の仕事に携
わる。その後、カルチャー誌、ファッション誌で編集・ライターとして活動をスタート。Web媒体は黎明期から携わり、藤原ヒロシ氏が発起人のWebマガジン「ハニカム」、講談社「フォルツァスタイル」などの立ち上げに参加。現在は、各種メディアで執筆、編集、ディレクションのほか、Webマーケティングや広告案件に従事。時計については、趣味でヴィンテージロレックスを収集しつつ、年代やジャンルを問わず、様々な角度から高級時計のトレンドを常に追いかけている。