ビジネスパーソンに似合う!昇進祝いに買いたいヴィンテージ時計

2025.03.11
Written by 編集部

出演:遠藤×松浦

今回は昇進祝いなどにオススメの、ビジネスパーソンに着けてもらいたい時計を紹介する。この時計を着ければ仕事ができそうな人に見えるかも!?

多くの人の憧れ。ロレックス エクスプローラーⅠ

1本目は、ロレックス『エクスプローラーⅠ 2003年製 Ref.114270』を紹介。この時計をチョイスした理由を、遠藤さんは次のように話す。

「“昇進”のキーワードは、30代後半から始まるイメージなので、若い頃に憧れていた時計をお祝いで購入することを想定しました。そして、僕はセルフプロデュースの意味で、昇進前に買いたい派。『こうなりたい』という自分のイメージ像を先につくるんです。エクスプローラーは昇進前に買って、自分を追いつけていく願望もあって選びました」(遠藤さん)

「僕にはない感覚ですけれど、遠藤さんの一端が見えた気がします。エクスプローラーは昔流行ったのもあるし、憧れている人が多い時計なので良いチョイスです。定番の時計は裏を返せば長く使える良さがあります」(松浦さん)

「エクスプローラーは『昇進して買いました』も良いけれど、『前から持っていた』という“こなれ感”も演出できる。松浦さんは、時計に詳しくない方がエクスプローラーを着けていたらどんなイメージがありますか?」(遠藤さん)

「確かに、時計にハマっていない人でもいろんな面で補っている時計ですね。使い勝手の良さやブランドステータスはもちろん、品質や長く使うこと考えると、完成度の高い時計だなと思います」(松浦さん)

エクスプローラーはスーツスタイルはもちろん、カジュアルな場面でも似合う。エクスプローラー(探検家)の名のごとく、これから自分を高めていきたい人におすすめの一本だ。価格は98万円となっている。

クリーンで真面目な印象。IWC ポートフィノ

2本目は、遠藤さんが「これは仕事ができそうですね!」と語る、IWC『ポートフィノ 2001年製 ホワイトローマンダイヤル 純正尾錠付き』を見ていく。価格は26万円と比較的お手頃だ。

「これはIWCの愚直なところが出ている時計。ポートフィノは、ネーミング的に避暑地のカフェでリラックスしているイメージ。『地中海のライフスタイルを体現する時計』というコンセプトで作られているけれど、ビジネスシーンで着けている人を見たら『この人真面目に仕事するんだろうな』と思います」(松浦さん)

「これね、ものすごくクリーンだと思いますね。今はスーツも減ってきているけれど、40〜50代がジャケットスタイルで着けていたら信頼感がありそうですよね」(遠藤さん)

「デザインを追いかけすぎていない感じ。しっかり調べて、メーカーのコンセプトや良さを知った人が着けるような時計。時計好きでIWCが嫌いな人はいないので、時計好きにもウケが良いです」(松浦さん)

「僕は夜光が入っていないのも、大人が着ける時計としてポイントが高い。夜光が入っていると必ずスポーツウォッチに見えるわけではないけれど、無い方がクリーンに見えて大人のイメージ」(遠藤さん)

ローマンインデックスが大人びた高級感を演出している。そして、ETA社のムーブメントを搭載しており、メンテナンス性にも優れている。ランニングコストもそこまで高くないことが魅力の一つだ。リューズには防水性の証として描かれた魚のマークが刻まれているが、メーカーのメンテナンスに出すと交換されてしまい多く残っているものではない。その点でも貴重な一本となっている。

IWCといえば「質実剛健」。まさに真面目なビジネスパーソンに似合う時計だ。

海外を飛び回る人に着けてほしい、キングセイコー スペシャル

最後に紹介するのは、キングセイコー『スペシャル クロノメーター 1971年製 Ref.5245-6010 松坂屋』。

「これは昇進とは違うのですが、勤続20周年の刻印がされている時計。当時、日本ではデパートなどの大手企業がセイコーに依頼して『勤続○年』みたいな記念モデルを社員に贈呈していたんです。これもその一つです。昔は今と違って終身雇用のビジネスモデルだったので、会社からの労いの意味で渡されていたわけです」(松浦さん)

現在の刻印サービスといえばレザーで彫るアルファベットが主流だが、昔はエッチングにより漢字でも掘られていた。漢字というところから、海外の方には評判が良いという。

かつては、グランドセイコーにも刻印されたものがあり、本来ならばリファレンス番号などが入る裏蓋に、社名と勤続年数が刻印されたものが存在していた。

「時計メーカーと企業が密着しているというか、『手が込んでいるなぁ』とすごくあたたかい気持ちになります」(松浦さん)

「この辺りの時計は、仕事中に着けていると真面目な印象ですよね。昇進祝いとしてはおすすめ。価格は14万8千円です。海外にいくと評価が高い時計ですからね。海外ではロレックスよりもセイコーを着けている方が声をかけられます。海外の方と接点がある方は、セイコーはトピックになると思いますね」(遠藤さん)

ビジネスシーンには、視認性がよく比較的シンプルで使い勝手の良い時計が似合う。素敵な時計を着ければ、仕事にもより一層気合いが入りそうだ。

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