売り切れ必至の“激レア”ヴィンテージ腕時計とは? 人気モデルを徹底解説
時計マニアが集まるFIRE KIDSのスタッフが、ヴィンテージ時計の魅力を伝えるYouTubeコーナー。毎回異なるテーマで、厳選されたモデルをご紹介する。
店頭に並ぶとすぐに売れてしまう人気モデルや、お客さんからの問い合わせは多いがなかなか入荷しない激レアヴィンテージ腕時計を、FIRE KIDSのクリス、石原、葛西、松井が解説する。「見つけたら即買い」がおすすめのモデルばかり。ヴィンテージ腕時計の購入を検討している方は必見だ。
すぐに売れてしまう“足が速い”ヴィンテージ腕時計とは?
まず非常に人気の高いモデルとしてあがったのは、『ノンデイト』のヴィンテージ腕時計。文字盤がスッキリしており視認性が良く、また操作の手間もかからないということで年代関係なく探している方が多いという。
「ファーストヴィンテージを探されている方に、特にノンデイトを求める方が多いのかなという印象です」(松井さん)
「国産モデルだと、割と玄人の方がノンデイトを好まれているパターンもあります」(クリスさん)
「やはり時計をたくさん持っている方からすると、デイトがあるものがいっぱいあると調整が面倒という場合もありますよね」(葛西さん)
初心者にも、複数本持っている時計玄人にも評判の高いノンデイト。逆に海外の方には、漢字表記の『デイデイト』が大人気だという。
「接客していると『Kanji Date』と、よく言われます。日本の思い出をずっと見ることができますし、月とか火とか、漢字それぞれの意味を海外の方にお伝えしたりすると、『Wow!』『Interesting!』みたいになるので、そういうのも面白いですね」(石原さん)
日本、海外の方どちらも探している率が高いヴィンテージ腕時計の話になると、オメガの『コンステレーション12角』の名前があがった。

「やはりデザイン自体がカッコいいかなと。その中でもライスブレスが付いてるものは割と人気があるかなと思います。手に入れるのも少し難しいですし、足は速いですよね」(葛西さん)
「確かにオメガはロレックスとかと違って、リファレンスやキャリバーで探されているというよりも、好きな顔で購入される方が多い印象があります」(松井さん)
「割とオメガだと、シーマスターでもコンステレーションでもどちらでも良いよという方が多いですよね。外国籍の方でも日本の方でも」(クリスさん)
他にも、金無垢時計・金時計やカルティエを探している方はここ数年、非常に多いと話す。「出て行くスピードが尋常じゃない」というカルティエは、『サントス』や『タンク』『マストタンク』辺りが人気のモデルだ。

売り切れ必至。なかなか入荷しない激レアな人気腕時計とは?
次は、お客さんからの問い合わせは多いが、なかなか入荷しないレアなヴィンテージ腕時計を紹介する。基本的には製造数が少ないものは、自然と希少度が上がる。グランドセイコーの『45V.F.A』や、タカノの『オスカー』などは、人気はあるが実物を見たことがないスタッフもいるという。
「『タカノ』はそもそもブランドとして製造していた年数がすごく短いので、本数も少ないですよね。この前復刻が出ましたしね」(葛西さん)
『タカノ』を狙っている方は、現行品をチェックしてからすぐにヴィンテージ店に来られるパターンが多いとクリスさんは話す。またここ最近、国産時計は復刻モデルがどんどん出ているという。
「『62GS』の復刻、30mmとかも出ちゃうそうですね。当時より小さいけど、『62GS』のラグの落ち具合がはっきり見えるのは確実にヴィンテージの36mmのものだと思うので、やはりヴィンテージの方が良いですよ」(クリスさん)

他にも、ジェラルド・ジェンタ氏デザインのユニバーサルジュネーブ『ポールルーターデイト』は日本の方に人気が高い。ジェンタ氏が1番最初にデザインしたと言われており、11種類ほどのモデルがあるため、好みのデザインを探すのが楽しいモデルだ。

「あと、シチズンの『ツノクロノ(チャレンジタイマー)』は本当に入ってこないですね。なのに入荷したら本当にすぐ出ていく」(葛西さん)

「本当にみんな欲しがっています、すごいですよね。海外の方が1番強いんですけど、もう7人に4人は『Bullhead』ですよね」(クリスさん)
デザインの美しさや実用性、ブランドのステータスなど人気の理由はさまざまだが、多くの人が関心を寄せる腕時計には確かな魅力がある。ヴィンテージ業界の傾向をある程度知っておくことは、自分に合った1本を見つける助けとなるだろう。
writer
