ロレックス『オイスターパーペチュアル』はヴァラエティに富んだ時計だ!
出演:松浦×寺田×アディカリ
今回はロレックスの『オイスターパーペチュアル』をフィーチャー。
パーペチュアルとは“永続的”という意味があり、ロレックスにおいて自動巻きを意味する言葉だ。文字盤に“OYSTER PERPETUAL”と刻まれていたら、それは自動巻きの時計。“OYSTER”だけの場合は、手巻きなど自動巻きではないことが考えられる。“AUTOMATIC”とは記載していないのがロレックスならではだ。
それでは、YouTubeの撮影時にファイアーキッズのウェブサイト上に掲載されていた中から、厳選した『オイスターパーペチュアル』を8本お届けする。
珍しい18金無垢を採用したモデル
まずは、ロレックス『18金無垢 オイスターパーペチュアル レディース 1988年製 Ref. 67198 ノンデイト』を見ていく。オイスターパーペチュアルでは珍しい18金無垢を採用した一本だ。

「この見た目! 金が好き。これはサイズもちょうど良くて欲しくなっちゃいますね」(アディカリさん)
「ベルトも金であればもっと良いかもしれないけれど、あえて革ベルトでいやらしくない感じ。万能性は高いかと思いますね。ワンポイントで金が手元にあるのが可愛い」(松浦さん)
「革ベルトだと色でも遊べる。服装に合わせて変えていくのも面白いですよね」(寺田さん)
男心をくすぐるベーシックデザイン
続いて紹介するのは、ロレックス『オイスターパーペチュアル エンジンターンドベゼル 1998年製 Ref.1007 グレーダイヤル 純正ブレス』。

「こちらも1988年製。ベゼルのギザギザがあるんですけれど、インデックスのところにはブロックっぽいものがあって格好良いですよね」(寺田さん)
「エンジンターンドベゼルがあると輪郭がはっきりするよね。バブルバックの時代からあるから結構古いデザインなんですよ」(松浦さん)
「すごくスポーティに見えるので、もっと現代のデザインかと思いました」(寺田さん)
ロレックスの中ではベーシックなデザインだ。寺田さんは「男心をくすぐられる時計」だと話す。
立体的なインデックスが目を引くコンビモデル
3本目は、金が好きなアディカリさんのテンション上がる、ロレックス『オイスターパーペチュアルデイト コンビ 純正ブレス』を紹介。

「一度着けてみたけれど、ダイヤルの無機質な感じの色とブレスとケースのコンビがすごく合います。とても格好良かったです」(寺田さん)
「ベゼルも見てください。格好良くないですか? 見れば見るほど欲しくなっちゃいます。60回無金利(笑)」(アディカリさん)
オイスターパーペチュアルデイトには珍しいコンビ。立体的なインデックスが目を引くデザインだ。
長い目盛りが特徴的なブルーラジアルダイヤル
4本目もデイト付き。ロレックス『オイスターパーペチュアルデイト 1971年製 ブルーラジアルダイヤル』を見ていく。

「ただのデイトじゃなくて、サイクロプスレンズが付いているのもロレックスらしい」(寺田さん)
「それは何年くらいからスタートしたんですか?」(アディカリさん)
「1940年代後半くらいからデイトジャストの原型になるものが出てくるのだけれど、その後からなので1950年代あたりからかな……。古いものはレンズ付きに変えられているものが多い。詳細は掘り下げられないけれど、初期の方からレンズ付きで出ていますよ」(松浦さん)
「トリチウムの焼け具合も渋いですね」(寺田さん)
ラジアルとは“放射状の”という意味があり、文字盤の目盛りが長く放射状にデザインされている。
高級路線のシグマダイヤル
5本目は、アディカリさんが「シンプルも良いですよね。クラシックで」と語る、ロレックス『オイスターパーペチュアルデイト 1973年製 Ref.1500 シグマダイヤル 純正ハードブレス付き』をピックアップ。

シグマダイヤルとは文字盤に貴金属が使われているもの指し、より高級路線を示した時計。1970年代に入りクォーツが出てきたことで、手の込んだ時計としてクォーツとの棲み分けを狙ったようだ。
「でもこれは知っている人の自己満足の世界だから、それが逆に嬉しいんですよね」(寺田さん)
「当時『この文字盤金ですよ』と売っていたのかな? せっかくならアピールしたいところだけれどね。文字盤のスイスの横にマークがあり、メーカー側が分かっていればいいくらいのマーキングの仕方であまりアピールしていない」(松浦さん)
「それが面白いですよね!」(寺田さん)
エレガントなジュビリーブレス付き
6本目は、ジュビリーブレスとローマン数字のインデックスがエレガントな印象を与えるロレックス『1991年製 ホワイトローマンダイヤル オイスターパーペチュアルデイト Ref.15200 純正ジュビリーブレス』だ。

ジュビリーブレスの時計は、ベゼルの周りに刻みが入ったりピラミッドといわれるタイプだったりすることが多いが、これはスッキリとしたスムースベゼル。普段見かけるタイプとは一線を画すコンビネーションだ。
「ジュビリーブレスは柔らかくて着け心地がいいんですよね」(寺田さん)
「あとオシャレだし!」(アディカリさん)
「あーオシャレに見えてくれるんだね。おじさんくさい時計じゃないんだね(笑)」(松浦さん)
「一周回ってオシャレになっていますね(笑)」(寺田さん)
ヴィンテージ感あふれるユニークダイヤル
7本目は、ヴィンテージ感あふれるロレックス『オイスターパーペチュアル バブルバック ユニークダイヤル 1945年製 Ref.2940』を紹介する。

「バブルバックは元からパーペチュアルですか?」(アディカリさん)
「パーペチュアルですよ。手巻き式に自動巻き機構を付けて出したのが通称“バブルバック”なので。これも“OYSTER PERPETUAL”と表記がありますし、ロレックスのルーツになるようなモデルです。その中でもユニークダイヤルは昔から非常にコレクション性が高くて人気がある。出るとすぐに売れちゃうね」(松浦さん)
「確かに、これはもう売れていますね」(アディカリさん)
「味がありますよね。文字盤の焼けといい夜光の焼けといい、これを着けていたら『ヴィンテージっぽい時計を着けていると一目でわかりますね』(寺田さん)
松浦さん曰く、ロレックスが安かった時代にはリダンする際に「ユニークダイヤルにしてほしい」とリクエストするお客様も多かったという。1940年代の個体であるため、オリジナルのユニークダイヤルは貴重な一本だ。
レアなオイスターケース50周年記念モデル
最後に紹介するのは、ロレックス『オイスターパーペチュアルデイト 1974年製 Ref.1530 オイスターケース50周年記念 箱、ギャラ付き』。

このモデルはクォーツと自動巻きの両方が売り出され、クォーツの方は比較的まだ市場に出回っているようだが、自動巻きについてはレアな時計となっている。
「普段見ているオイスターケースよりもブロック(塊)な感じが格好良いですね」(寺田さん)
「一体型になっているので、少し無理やりかもしれないけれどジャラルド・ジェンタを思わせるデザイン」(松浦さん)
「言われて見ればそんな感じもしますね。最高です!」(寺田さん)
「格好良い!」(アディカリさん)
バラエティに富んでいるオイスターパーペチュアル。限定モデルも含め、いろいろと選べる楽しさがある。オイスターパーペチュアルの中からお気に入りの一本を探してみてほしい。
writer
