ロレックス サブマリーナ Ref.1680 赤サブ・白サブ 徹底解説|FIRE KIDS Magazine

2026.03.19
最終更新日時:2026.03.19
Written by 編集部

ロレックス サブマリーナ Ref.1680は、サブマリーナとして初めてデイト(日付表示)機能を備えたモデルです。1967年頃から1979年頃まで製造され、前期型の「赤サブ」と後期型の「白サブ」という2つの顔を持つことで知られています。

この記事では、赤サブと白サブの違い、文字盤のマークバリエーション、ブレスレットの種類について解説します。Ref.1680の購入を検討している方や、お持ちの個体の仕様を確認したい方の参考になれば幸いです。

Ref.1680の基本スペック

Ref.1680はサブマリーナ初のデイト付きモデルとして、1967年頃に登場しました。搭載ムーブメントはハック機能付きのCal.1570(26石、18,000振動/時)。クロノメーター認定を受けた高精度モデルで、ノンデイト・ノンクロノメーターのRef.5513とは明確に差別化されたポジションにあります。

項目仕様
ムーブメント自動巻き Cal.1570(26石)
クロノメーター認定あり
ハック機能あり
振動数18,000振動/時
日付表示あり(サイクロップレンズ付き)
ケース素材ステンレス
ケースサイズ約39mm(リューズ別)
ラグ幅20mm
防水構造スクリューバック・ねじ込みリューズ
製造期間1967年頃〜1979年頃

Cal.1570はサブマリーナやGMTマスターなどロレックスの主力スポーツモデルに搭載された信頼性の高いムーブメントで、Ref.1680の魅力の一つです。

ロレックス 赤サブ Ref.1680 1972年製 MK5ダイヤル

赤サブとは — SUBMARINERの赤文字

Ref.1680の前期型は、文字盤のSUBMARINERの文字が赤く印字されていることから「赤サブ」と呼ばれています。ヴィンテージサブマリーナの中でも特にコレクター人気の高いモデルです。

赤サブは1967年頃から1975年頃まで製造され、その間に文字盤のデザインが段階的に変更されました。マーク1からマーク6まで複数のバリエーションが確認されています。

赤サブの文字盤マークバリエーション

赤サブの主なマークバリエーションは以下のとおりです。

  • マーク4ダイヤル: 赤サブの中でも比較的多く見られるバリエーションです。1970年〜1974年頃の個体に該当し、オリジナルコンディションの良い個体が比較的見つかりやすい傾向にあります。トリチウム夜光の焼け具合と針・ルミナスポイントの色の整合性がコンディション判断のポイントです。
  • マーク5ダイヤル(MK5): 1972年〜1977年頃の個体で確認されています。トリチウム夜光の経年変化の表情に個体差が出やすいマークです。
ロレックス 赤サブ Ref.1680 1974年製 マーク4ダイヤル 箱・取扱説明書付き
ロレックス 赤サブ Ref.1680 1973年製 マーク4ダイヤル

赤サブのコンディションを見る際のポイント

赤サブのコンディションを見る際に確認すべきポイントをまとめます。

  • 夜光の状態: トリチウム夜光の焼け具合は個体ごとに異なります。焼け方には幅があり、針の夜光とルミナスポイントの色が一致しているかどうかも重要なチェック項目です。
  • ケースの状態: ポリッシュの有無とケースの厚みが評価に影響します。オリジナルのケースシェイプを残した状態が望ましいとされています。
  • ベゼルの退色: ベゼルの均一な退色はヴィンテージ感を高める要素として好まれる傾向にあります。

白サブとは — 後期型のスタンダード

Ref.1680の後期型は、SUBMARINERの文字が白くなったことから「白サブ」と呼ばれています。1975年頃から製造末期の1979年頃まで生産されました。赤サブに比べて製造期間が短く、流通量が少ない傾向にあります。

白サブの文字盤バリエーション

白サブの主な文字盤バリエーションは以下のとおりです。

  • マーク1ダイヤル(MK1): 1976年製前後の個体で確認されています。白サブの初期ダイヤルにあたります。
  • マーク2ダイヤル(MK2): 1977年製、1978年製前後の個体で確認されています。バイエラー社製の文字盤で、針やルミナスポイントがすべてトリチウム夜光のオールトリチウム仕様の個体は、オリジナル度の高い白サブとして特に評価されています。
ロレックス 白サブ Ref.1680 1976年製 MK1ダイヤル
ロレックス 白サブ Ref.1680 1977年製 マーク2ダイヤル オールトリチウム

赤サブと白サブの見分け方

赤サブと白サブの違いは、文字盤のSUBMARINERの文字色に集約されます。

項目赤サブ(前期型)白サブ(後期型)
SUBMARINER文字色
製造年代1967年頃〜1975年頃1975年頃〜1979年頃
文字盤マークMk1〜Mk6Mk1〜Mk2
流通量比較的多い少ない

ムーブメントはいずれもCal.1570を搭載しており、スペック上の差はありません。

ブレスレットの種類

Ref.1680のブレスレットは製造年代によって異なります。主な種類は以下のとおりです。

巻きブレス(1960年代後半〜1970年代前半)

1970年代前半までの個体には巻きブレスが装着されています。型番としては9315/FF380や9315/FF280が該当します。1970年製前後の赤サブに多く見られるブレスレットです。

ロレックス 赤サブ Ref.1680 1970年製 マーク4ダイヤル リベットブレス

リベットブレス

一部の個体にはリベットブレスが装着されている例も確認されており、1970年製前後の赤サブに見られることがあります。

ハードブレス 93150(1970年代後半〜)

後期型の白サブや、赤サブの後期個体には93150/FF580が装着されています。ソリッド構造のハードブレスで、巻きブレスに比べて堅牢性が大幅に向上しています。1977年製以降の個体で多く見られます。

Ref.1680の位置づけ — ノンデイトサブとの関係

Ref.1680は、同時期に製造されたノンデイトサブマリーナRef.5512・Ref.5513とはデイト機能の有無で差別化されます。ノンクロノメーターのRef.5513、ノンデイト・クロノメーターのRef.5512に対し、Ref.1680はクロノメーター認定・デイト機能付きという「フル装備」のサブマリーナでした。

後継モデルはRef.16800(1980年〜)です。Ref.16800以降はサファイアクリスタルやクイックチェンジカレンダーなどの近代化が進みましたが、Ref.1680が持つプレキシガラス風防時代の雰囲気は、ヴィンテージサブマリーナならではの魅力として評価されています。

よくある質問

ロレックス サブマリーナ Ref.1680について、よく寄せられる質問をまとめました。

Q: 赤サブと白サブ、どちらが人気ですか?

A: 赤サブはヴィンテージサブマリーナの中でも特に人気が高く、流通量・注目度ともに赤サブの方が高い傾向です。一方で白サブは製造期間が短く、希少性があります。

Q: Ref.1680のムーブメントCal.1570の特徴は?

A: ハック機能(リューズを引くと秒針が止まる機能)を備えた自動巻きムーブメントです。26石、18,000振動/時で、クロノメーター認定を受けています。サブマリーナのほかGMTマスターなど、ロレックスの主力モデルに幅広く搭載されました。

Q: ブレスレットの種類はどう確認しますか?

A: ブレスレットの裏面に刻印されたリファレンス番号で確認できます。9315/FF380は巻きブレス、93150/FF580はハードブレスの代表的な型番です。製造年代との整合性も確認のポイントです。

まとめ

ロレックス サブマリーナ Ref.1680は、サブマリーナ初のデイト付きモデルとして、赤サブ・白サブという2つの顔を持つ魅力的なヴィンテージウォッチです。赤サブにはマーク1からマーク6までの文字盤バリエーションがあり、白サブにはマーク1・マーク2が存在します。ブレスレットも巻きブレス・リベットブレス・ハードブレスと年代によって異なり、一つひとつの個体が異なる表情を持っています。

気になるモデルがあればお気軽にお問い合わせください。

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