ヴィンテージ時計でモダンに着崩す:カジュアル編

2023.04.05
Written by 長谷川剛

映画や美術館、ちょっと特別な食事など、休日の外出は心が躍る。そんなひとときに大事なのは、リラックスした中にも適度な品格。あまり砕けるのではなくジャケットスタイルなどが最適だろう。もちろん腕にはヴィンテージ時計。趣味の良いモデルを身につけることで、休日スタイルを格上げしてくれる。

正統派スタイルをモダンに着崩す

またぞろ人気再燃のネイビーブレザーを軸としたスタイル。ただし純粋トラッドではなく、モダンに着崩すのが今の流儀。鮮やかなブルーセーターにシルクスカーフなどを巻いて、フレンチな洒落感を加えて楽しみたい。紺ブレ特有のディテールである金ボタンに合わせる意味で、時計もやはりゴールドが理想的。スマートを極めた細針かつバーインデックスのインターなら、ブレザースタイルのエレガンスを知的に引きだしてくれる。

紺ブレ

時計29万8000円/IWC(ファイアーキッズ) ブレザー4万6200円、ニット1万2100円/ともにエディフィス、デニムパンツ3万3000円/アー・ペー・セー フォー エディフィス、スカーフ1万4300円/ピースオブシック(全てル ドーム エディフィス 丸の内TEL:03-6212-2460)

ノーフォークジャケット

時計11万8000円/シチズン(ファイアーキッズ)、ジャケット2万9700円、パンツ2万5300/バーンストーマー、中に着たニット3万1900円/サイド スロープ(HEMT PR TEL:03−6721−0882)

ブラックジャケット

時計118万0000円/オメガ(ファイアーキッズ)、ジャケット4万9500円、シャツ2万9700円、パンツ3万3000円/ギャルリー•ヴィー(ギャルリー・ヴィー 丸の内店TEL:03−5224−8677)

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長谷川剛

長谷川剛

1969年東京都生まれ。エムパイヤスネークビルディングに所属し、『asAyan』の編集に携わる。その後(有)イーターに移籍し『asAyan』『メンズクラブ』などを編集。98年からフリー。『ホットドッグプレス』『ポパイ』等の制作に関わる。2001年トランスワールドジャパンに所属し雑誌『HYBRID』『Warp』の編集に携わる。02年フリーとなり、メンズのファッション記事、カタログ製作を中心とする編集ライターとして活動。04年、エディトリアルチーム「04(zeroyon)」を結成。19年、クリエイターオフィス「テーブルロック」に移籍。アパレル関係に加え時計方面の制作も本格化。

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