予算100万円以上。購入すべき一生使えるヴィンテージ腕時計とは?

2024.11.22
Written by 編集部

時計マニアが集まるFIRE KIDSのスタッフが、ヴィンテージ時計の魅力を伝えるYouTubeコーナー。毎回異なるテーマで、厳選されたモデルをご紹介する。

今回は「予算100万円以上」で、購入するには少しパワーが必要になるかもしれないが、その1本さえあれば「一生使えてしまう」おすすめの高級ヴィンテージ腕時計4本をチェックしていく。

人気急上昇中。手に入らなくなる前に欲しい『グランドセイコー』

まず1本目は、ヴィンテージ腕時計歴30年の松浦さんが「今の心境はこれ」ということで選んだ、『グランドセイコー ファーストモデル 1961年製 Ref.J14070GS 彫文字盤 平針』だ。

「なぜ選んだかというと、もう単純にどんどん手に入らなくなるからです。これは彫り文字盤なんですよね、彫り文字盤だと大概が山針といって針が山形になっているものが多いんですけど、これは平なんですね。ちょうどデザインが入れ替わる間の何ヶ月かしかないモデルなので希少性が高いんです」(松浦さん)

「100万円以上とはいえ、モデルによっては今が1番安いと言えるのではみたいな」(三好さん)

グランドセイコーの中でもファーストモデルにあたり、通称「彫り文字盤」と呼ばれる希少文字盤で高い人気を誇る。彫文字は銀色と初期の特徴があり、珍しい平針のモデルだ。価格は134万円。

「昔から国産を見てる人からすれば考えられないような値段で。1〜2年前は100万円を切っていたから急成長なんですよ」(松浦さん)

「高くなりましたよね。実際、中野店でもセイコーの注目度をすごく感じますもんね」(中根さん)

日本国内はもちろん、海外でも非常に評価されているグランドセイコー。海外に進出すると価格も上がり、良い個体も流れていってしまうので今がチャンスだ。

ロレックスのスポーツモデルなのにお手頃な価格『エクスプローラーⅠ』

2本目は、ロレックス愛が強い中根さんが選んだ、ロレックスの定番スポーツモデル『エクスプローラーⅠ 2003年~2004年製 Ref.114270 F番』だ。

「お客さまに100万円以上で一生に一本って言ったら、やはりシンプルなもの」(中根さん)

「ロレックスの普遍的な価値も、これから先も上がり続けるという意味でも良いですし。スポーツモデルの中では比較的シンプルで使いやすく場所を選ばない、ビジネスシーンでもいけるというモデルであるということと、お値段も108万円ということで選びやすいかなと思いました」(中根さん)

使いやすい36mm径のサイズに、ノンデイトモデルとして初心者からコレクターまで幅広い層に支持されているロレックスの6桁モデルだ。ブラックに視認性の高い3・6・9の数字のインデックスのダイヤルは、夜光の反応もあり実用的な1本。

「ロレックスのスポーツモデルは、軒並みこの値段では買えないくらい上がってきているから良いね」(松浦さん)

「投資として一生ものの感じもありますね」(三好さん)

両面モデルが珍しい 憧れのジャガールクルト『レベルソ』

3本目は「このギミックが良い!」ということで、反転するケースが特徴的なジャガールクルト『レベルソ デュオ ナイト&デイ1990年代後半製 18金無垢 Ref.270.140.542B 純正Dバックル 箱、ギャラ付き』を見ていく。

「男の子なら誰しも憧れたであろうこのギミックですね。『何でも買っていいよ』と言われたらジャガールクルト レベルソ デュオ。しかも18金無垢、お値段なんと198万円です」(新海さん)

「今は金自体の価値も上がってますし、良いですね。ある程度重量もあるし」(松浦さん)

表面はスモールセコンド、裏面は24時間針を装備した両面モデルで、雰囲気が異なり2本分使える腕時計だ。

「憧れのジャガールクルト的な。この反転させるときのカチャッという感覚が良いですね。どっちの面もおしゃれです」(新海さん)

「両方の面使えると言うのが良いですよね」(中根さん)

スポーツとラグジュアリーのMIX。女性も似合う『GMTマスター』

4本目は、ずっと憧れていたというロレックスの『GMTマスター マーク4 1978年製 ペプシベゼル Ref.1675』だ。

「フチありとなしがあるんですけど、私は『フチなし』ですね。ヴィンテージ感があって、綺麗に焼けていますし、単純に可愛いというかお洒落じゃないですか? 女子もGMTどうですか?」(三好さん)

「女子がしていたら良いよね。色がはっきりしていて、フェードはあんまりしてないなくて良い個体」(松浦さん)

ダイヤルはブラックの色抜けもなく、インデックスは全体に均等にしっかりと焼けており、ヴィンテージらしい非常に良い雰囲気。価格は278万円。

「スポーツとラグジュアリーのミックスは、今ファッションでも流行っているので。主張してもお洒落な時計なので、ちょっといつか着けたいな」(三好さん)

「そういうコーディネートにペプシを着けていたら相当カッコいいというか、時計好きは多分みんなが二度見するよね」(松浦さん)

予算が100万円以上となると、投資にもなる有名な高級モデルを選択肢に入れることができる。今すぐには現実的ではなくとも、「憧れの腕時計」をいつか購入することを目標として、日々のモチベーションにするのも楽しみの1つではないだろうか。

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