オメガ
スイス、ラ・ショー・ド・フォンでルイ・ブランが懐中時計の組み立て工房を開いたのがはじまり。1848年のことだ。1894年に自社キャリバー「オメガ」を製作し、以降、多数の自社開発キャリバーを世に送り出しており、1970年代までは新型キャリバーを頻繁に開発している。早くから計時に定評があり、1932年のロサンゼルスオリンピックから公式タイムキーパーを務めたのを皮切りに、これまで32大会でその任についている。スポーツ分野での実績は群を抜く。そして、オメガを一躍、世界的に有名にしたのが、65年に『スピードマスター』がアメリカ航空宇宙局(NASA)の公式時計として採用され、月面着陸時に装着されたことだ。近年は摩耗が少ないコーアクシャル脱進機の開発や、磁気の影響を受けないシリコン素材の採用など実用性の高い機構開発などを行なっている。
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