まだそれつけてるの?と言わせたい。選ぶべきヴィンテージ時計5選

2026.09.18
最終更新日時:2026.09.18
Written by 編集部
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腕元を見た相手が、思わず「それ、なんの時計?」と聞いてくる。

高価さを誇示しているわけでも、新しいモデルを着けているわけでもない。

それでも目を引く。ヴィンテージウォッチには、そんな独特の存在感があります。

私自身、以前は「有名ブランドの現行品を選んでおけば間違いない」と考えていました。

でも、ある先輩が着けていた古い時計を見て、その感覚が変わりました。

年季が入っているのに古くさくなく、むしろ今の時計にはない雰囲気がある。

ヴィンテージの魅力は、ブランド名や価格だけでは語れない。

この記事では、今あらためておすすめしたいヴィンテージウォッチを5本紹介します。

スペックだけではなく、「なぜ今、この一本を選ぶのか」という視点で見ていきます。


ヴィンテージ時計を選ぶとき、まず考えたいこと

腕時計を選ぶとき、つい「人気モデルなら間違いない」と考えてしまいます。

もちろん、それもひとつの選び方です。ただ、人気があるほど人と被りやすく、腕元の印象も似通ってきます。

ヴィンテージウォッチの面白さは、「なぜこの一本を選んだのか」を自分の言葉で語れることにあります。

ブランド、年代、文字盤、コンディション。同じモデルでも一本ずつ表情が違うからこそ、選び方そのものに個性が出ます。

一方で、状態やメンテナンスなど、ヴィンテージならではの難しさがあるのも事実です。

だからこそ今回は、「なぜ選ぶのか」と「どこを見るべきか」を整理しながら、おすすめの5本を紹介していきます。


第5位:チューダー|「ロレックスの弟分」で終わらない魅力

チューダーは「ロレックスの弟分」と見られがちですが、1960〜70年代のヴィンテージには独自の魅力があります。

ロレックスとケースやリューズなどを共有していた時代のモデルには、実用時計らしい力強さと、チューダーならではの個性があります。

なかでもヴィンテージのダイバーズは、文字盤や針のバリエーションが豊富。

いわゆる「バラ文字盤」など、現行モデルにつながるデザインの原点を見ることもできます。

有名だからではなく、背景を知ったうえであえて選ぶ。

そんな少しひねりのある楽しみ方ができるのも、ヴィンテージ・チューダーの魅力です。

状態を見るときは、文字盤や夜光の経年変化、ベゼル、ケースの研磨状態などを確認しておきたいところです。


第4位:IWC マーク系ヴィンテージ|道具としての美しさを楽しむ

IWCのパイロットウォッチは、機能とデザインが自然につながっている時計です。

マーク系のヴィンテージは、視認性を重視した文字盤と無駄のないケースデザインが特徴。

華やかさはありませんが、その潔さがむしろ魅力になります。

スーツにもカジュアルにも合わせやすく、派手な時計では物足りないけれど、静かに個性を出したい方におすすめです。


第3位:オメガ|ダイバーもドレスも選べる懐の深さ

1960年代のオメガには、スポーツからドレスまで幅広い名作があります。

シーマスター300

シーマスター300は、当時のプロフェッショナル向けダイバーズウォッチとして生まれたモデルです。

サブマリーナーとはまた違った雰囲気があり、定番を少し外したヴィンテージダイバーを探している方にも面白い選択肢です。

コンステレーション

一方のコンステレーションは、オメガを代表するドレス系モデル。

小ぶりなケースと端正な文字盤は、スーツの袖口にも自然に馴染みます。

スポーツとドレス、どちらの方向からでもヴィンテージを楽しめる。

そこが、オメガの強さです。


第2位:カルティエ タンク/マスト|時計をアクセサリーとして楽しむ

カルティエのヴィンテージには、スポーツウォッチとはまったく違う魅力があります。

タンクに代表される角型ケース、ローマ数字、ブルースチールの針。腕時計でありながら、ジュエリーのような美しさを持っています。

スーツだけでなく、白シャツやチノパンのようなカジュアルな服装に合わせても自然です。

1970年代以降のマスト ドゥ カルティエも、独特の文字盤や素材使いが魅力。

「時計らしい時計」から少し離れてみたい。

そんな方にこそ、カルティエのヴィンテージは面白い選択肢です。

購入時は、文字盤やケース、風防の状態などを確認しておきましょう。


第1位:ロレックス エクスプローラーI Ref.1016|定番だからこそ、最後に戻ってくる

ロレックスのヴィンテージといえば、サブマリーナーやデイトナを思い浮かべる方も多いでしょう。

それでも今回1位に選びたいのが、エクスプローラーI Ref.1016です。

長く製造されたモデルでありながら、シンプルな3・6・9の文字盤と小ぶりなケースには、現行モデルとは違う独特の雰囲気があります。

派手な装飾も、複雑な機能もありません。

それでも腕に乗せると、なぜか目が止まる。

定番でありながら、知名度だけでは語れない奥行きがある。

ヴィンテージ・ロレックスを一本選ぶなら、そんなRef.1016は今でも特別な存在です。

 

チューダー TUDOR デイトデイ 1969年製 グレーダイヤル 自動巻き 37mmケース

1969年に製造されたチューダーの「デイトデイ」、リファレンス7017/0です。

12時位置に曜日、3時位置に日付を表示する実用的な機能を備えたモデルとして展開されました。

1960年代後半の製造であり、当時のデザイン様式を色濃く残すヴィンテージ時計として現在でも支持を集めています。

 

IWC フリーガー UTC 2000年製 自動巻き パイロットウォッチ TZC GMT 純正尾錠付

IWCのフリーガーシリーズは、プロのパイロットのために開発された実用時計の系譜です。

本機は、複雑なUTC表示と操作性を両立させた、21世紀初頭の先進的なパイロットウォッチデザインを体現するモデルです。

 

オメガ OMEGA シーマスター120 1968年製 ノンデイト Ref.165.027 自動巻き Cal.552 純正尾錠

オメガの「シーマスター120」は、プロフェッショナル向けのシーマスター300に続いて、1966年に一般のダイバーや海を楽しむ人に向けて作られたモデルです。

本格的なダイバーズモデルの意匠を取り入れつつ、日常使いしやすいデザインが採用されました。1968年に製造された魅力的なヴィンテージ時計です。

 

カルティエ タンクルイ K18WG パリスダイヤル 1980年代製 手巻き純正 K18WG

カルティエのタンクルイは、ブランドを代表するアイコニックなモデルとして長年愛されてきました。

1980年代に製造されたこのヴィンテージ時計は、当時のカルティエが持つエレガンスを体現しています。

ホワイトゴールド素材を採用した本機は、長い歴史の中で培われた洗練されたデザインを受け継いでいます。

 

ロレックス エクスプローラーI 1966年製 Ref.1016 マーク1

ケース径35mmというクラシックなサイズ感は、現代のトレンドに左右されない普遍的な美しさを持つ。厚み13mmで腕馴染みも良い。

装着されているUSA製のジュビリーブレスは、光沢としなやかさがあり、オイスターブレスとは異なる軽快で上品な手元を演出する。

 

今回紹介した5本のヴィンテージウォッチに興味を持った方もいるかもしれません。

こんな方におすすめしたい

現行モデルに少し物足りなさを感じている方

人気モデルの安心感も魅力ですが、ヴィンテージには「なぜこの一本を選んだのか」を語れる楽しさがあります。

人と少し違う時計を探したい方には、面白い選択肢です。

腕元にも自分らしさを出したい方

年齢を重ねるにつれて、ブランド名よりも自分の好みで時計を選びたくなることがあります。

歴史やデザインまで含めて選べるヴィンテージは、自分らしい一本を探したい方に向いています。

資産性も気になる方

ヴィンテージ時計の中には、中古市場で評価されるモデルもあります。

ただし相場は変動するため、値上がりだけを目的にせず、状態と「長く使いたいと思えるか」を重視して選びたいところです。

記憶に残るギフトを探している方

誕生日や節目の贈り物にも、ヴィンテージ時計はひとつの選択肢です。

年代やモデルの背景まで含めて選べば、新品とは違った物語のある贈り物になります。


よくある質問

Q. ヴィンテージウォッチのオーバーホール費用はどのくらいですか?
A. ブランドやムーブメント、部品の入手状況によって大きく異なります。

購入時は、オーバーホール済みかどうかを確認し、必要なら購入後の整備費用も予算に入れておきましょう。

Q. 偽物や修復品を避けるには?
A. 信頼できるヴィンテージ専門店で購入するのが基本です。

文字盤やケース、ムーブメント、交換部品の有無などを確認し、状態についてきちんと説明してもらえる店を選びましょう。

Q. 革ベルトとメタルブレス、どちらがおすすめですか?
A. 正解はありません。オリジナルブレスを楽しむのも、革ベルトに替えて雰囲気を変えるのもヴィンテージの魅力です。

服装や季節に合わせて使い分けるのもおすすめです。


まとめ

「まだそれつけてるの?」という言葉を、相手に言わせたい——そんな動機からこの記事を書き始めましたが、

書き終えてみると、その問いは実は自分自身に向けるべきものだとも感じています。

「なんとなく無難だから」という理由で選び続けた時計を、まだつけていませんか?

ヴィンテージウォッチは、単なる「古いもの好き」のための趣味ではありません。自分の腕元に、選んだ理由と背景を宿らせるための手段です。

ロレックス 1016のように「30年変わらなかった完成形」を選ぶのも、カルティエ タンクのように「宝飾品として時計を纏う」のも、

チューダーのヴィンテージで「コンテクストを腕に巻く」のも——すべて、「自分がなぜこれを選んだか」を語れる選択です。

今回紹介した5本のポイントをまとめておきます。

順位ブランド・モデル一言で言えば
1位ロレックス Ref.1016変わらないことの凄みを持つ36mm
2位カルティエ タンク / マスト系宝飾品を腕に纏う、男の美学
3位オメガ シーマスター300 / コンステレーション黄金期の精度と文字盤美を同時に
4位IWC マーク系道具の美学を現代のスーツに合わせる
5位チューダー ヴィンテージ ダイバーズ「あえての選択」が会話を生む

大人の時計選びに、定番解答はありません。でも「なぜこれを選んだか」を語れる1本は、きっとあなたの腕元を、これまでとは違う場所に連れていってくれるはずです。

ぜひ、次の1本を探す目線を少しだけ変えてみてください。

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