名門ジラール・ペルゴのラグジュアリー・スポーツウォッチに2色のダイヤルカラーが加わった

2024.12.21
Written by 編集部

継承されるデザインと新ムーブメント

 1975年に登場した名門ジラール・ペルゴのラグジュアリースポーツモデル『ロレアート』にセージグリーンとミッドナイトブルーの新作モデルが誕生した。初代モデルから受け継がれるデザインの特徴を備え、さらにこのモデルのために最適化された自社製ムーブメントが搭載されている。

 38㎜ケースのモデルは、細身で、ブレスレットは腕元をぴったり包み込むようなデザインとなっており、サイズ感、装着感を鑑みても男女問わずに着用できると思わせるものになっている。もちろんサイズだけではなく、直線と曲線の組み合わせが美しいところもオススメポイントである。

 この『ロレアート38mm』は、特徴的なケース、文字盤、ブレスレットの組み合わせによって、時計愛好家には一目でそれとわかるデザインである。四角いトノー型ケースの上にラウンド型の台座、さらにその上に八角形ベゼルを配して、親しまれてきた『ロレアート』のデザインを踏襲したモデルに不朽の魅力を与えている。

『ロレアート』の愛好家であればさらに、ケースと一体型ブレスレットに交互に施されているポリッシュ仕上げとサテン仕上げの素晴らしさにも気づくだろう。それに加え、フォールディングバックルがウォッチを腕元にぴったりと固定し、すばらしい快適性をもたらしてくれるのだ。

ジラール・ペルゴ『ロレアート セージグリーン 38㎜』自動巻き、ステンレススティールケース、38㎜径、100m防水 209万円

自社工房で製造されるムーブメント

 そして、その心臓部には自社製ムーブメントCal.GP03300が搭載されている。スイスの時計生産地ラ・ショー・ド・フォンにある自社工房で製造されるこの自動巻きムーブメントは、コート・ド・ジュネーブ装飾が施されたピンクゴールド製ローターを特徴としている。ムーブメントの優雅さをさらに高めるのが、ブリッジに施されたコート・ド・ジュネーブ装飾の他にも、面取り、鏡面仕上げのネジ、地板のペルラージュ仕上げ、エングレービングされた金箔文字などがあり、いずれも自社の妥協のない基準に従って実施されているのである。

 2色用意されたこの新モデルには、蓄光処理を施したバトンタイプの針とインデックス、クル・ド・パリ文字盤、3時位置の文字盤と同色の日付表示など『ロレアート』らしい特徴が継承しながらも、それぞれに個性的なデザインが施されている。

ジラール・ペルゴ『ロレアート ミッドナイトブルー 38㎜』自動巻き、ステンレススティールケース、38㎜径、100m防水 209万円

 セージグリーンモデルには、GPロゴとセンターセコンド針にゴージャスなゴールドカラーが、ミッドナイトブルーモデルはクールなシルバーカラーが採用されている。それによる表面の光の戯れが魅力的だ。角度によって、セージグリーンの文字盤はグレー、ミッドナイトブルーの文字盤は鮮やかなロイヤルブルーの色合いを帯びるのだ。文字盤のカラーの選択にあたっては、ケースとブレスレットによる光の相互作用が綿密に考慮されているという。もちろん、針、インデックス、ミニッツトラック、GP ロゴのカラーにも細心の注意が払われている。

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