私がオメガ『スピードマスター ブルーコンビ』に惚れる理由。スタッフ中根の時計買い戻し物語

2025.08.03
Written by 編集部

出演:中根×アディカリ

ヴィンテージ時計を愛する人なら、一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。それは「一度は手放した時計を再び買い戻す」という物語。懐かしい時計との再会に心が躍り、再び手にする——。ファイアーキッズの管理部に勤める中根さんもその一人だ。今回は中根さんが買い戻した時計をフィーチャーする。

エレガントなオメガ スピードマスター ブルーコンビ

中根さんが買い戻したのは、オメガ『スピードマスター オートマチック コンビ ブルーダイヤル 1995年製Ref.1750043』。ステンレスとイエローゴールドの組み合わせがエレガントな雰囲気を感じさせる。

ファイアーキッズのYouTubeをよくご覧いただく方は意外に思われるかもしれない。中根さんはいつもロレックスの“青サブ”を推しているからだ。しかし今回も“ブルーのコンビ”という共通点がある。

「同じモデルではなく、同じ個体を買い戻しました。2018年にテレビを買うために手放し、すぐに常連さんが買ってくださいました。その常連さんが一年も経たないうちに手放して、また別の常連さんが買ってくれたんです。そうしたら、つい先日再び手放したと噂で聞きまして……。久しぶりの再会に『これ俺の時計だ。誰にも渡したくない!』と思って買い戻しました。感慨深いものがあります」(中根さん)

価格は初めて買ったときの倍以上に上がっていたという。最初に手に入れた時は、少しばかりしっくりこない感覚があったと語る中根さん。しかし、今では「腕になじむ一本」になっているようだ。

「自分で売った時計がまた戻ってくるなんて、面白いですね」(アディカリさん)

お気に入りの理由は、3色以上のデザイン

日頃から「コンビ好き」を公言している中根さん。その中でもこの時計のように、金・銀・青といった3色以上が楽しめるデザインに惹かれるという。

ほかにも『スピードマスター』の3色以上のデザインといえば、赤を基調としたシューマッハ(F1ドライバー)のモデルも印象的。実は赤も好きな中根さんはシューマッハモデルにも注目しているようだ。

クロノグラフ機能もフル活用で楽しむ!

「1995年は自分が小学6年生の時。ゴジラで言うと『ゴジラvsデストロイア』が公開された年です(笑)。このモデルの特徴は、やはりストップウォッチ機能ですね」(中根さん)

「クロノグラフ(ストップウォッチ機能)を着けていても、その機能を使う人は少ないですよね? 中根さんはどうですか?」と問うアディカリさん。中根さんは「使います」と即答した。主にタスク管理のため、作業にかかる時間を測ることがあるという。デザイン重視で購入し、機能はオーバースペックである人も少なくないが、中根さんは「機能はフルで使いたい派です」と語った。

中根さんがヴィンテージ時計業界に入り、まず手にしたのはロレックス。中でもスタンダードな『デイトジャスト』を購入し、その次はオメガの『スピードマスター』を手に入れようと心に決めていたという。

「また欲しいものがあったら手放しますか?」(アディカリさん)

「いや、もう手放さないと思います。欲しいものがあっても別の方法で買います。だいぶ愛着が湧いたので!」(中根さん)

『スピードマスター』といえばブラックダイヤルが定番だが、これは光の加減によって表情を変えるブルーダイヤル。多色なデザインだがカジュアルになりすぎず、大人っぽいエレガンスを演出する。オンオフ問わず、どんなシーンでも活躍できる一本だ。

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