セイコー
セイコーのルーツである服部時計店が創業したのは1881年のこと。以来、セイコーの歴史は、日本の時計史といっても過言ではないだろう。1960年には「スイスの高級品に挑戦する国産高級品」を掲げ『グランドセイコー』を発表。スイス天文台コンクールに出展して高い評価を得るまでになる。その中で『44GS』など、現在のグランドセイコーのベースとなるモデルが生まれている。そんななか開発されたのが、69年のクォーツムーブメント。世界の時計界に衝撃をもたらした。長い時計史におけるエポックメーキングとなった革新的モデルの名は『クオーツ アストロン』であった。99年には20年の歳月をかけて完成させた、自動巻きムーブメントでクォーツ並みの精度を誇る「スプリングドライブ」を発表。2017年には『グランドセイコー』が独立し、ブランドとなって再出発した。