結婚式に合う腕時計とは?お祝いの席での時計のマナー

2023.08.11
最終更新日時:2025.09.20
Written by 編集部

結婚式は新郎新婦にとって人生の大切な節目であり、参列者も装いに十分な配慮をすることが求められます。その中で「結婚式に腕時計をつけていって良いのか」と不安に思う方も少なくありません。実際のところ、腕時計を身につけること自体はマナー違反ではありません。ただし、選び方を誤ってしまうと場の雰囲気にそぐわず、悪目立ちしてしまう可能性があります。

結婚式にふさわしい腕時計とは、シンプルで上品なデザインを備え、フォーマルな場に自然に溶け込むものです。本記事では、結婚式に適した腕時計の条件と避けるべきポイント、さらに男女別におすすめのモデルをご紹介します。正しい基準を理解して選べば、腕時計は参列者の装いをより格調高いものにしてくれるでしょう。

結婚式に合う時計の選び方

結婚式にふさわしい腕時計の選び方とお祝いの席での時計のマナーを考える際には、以下のポイントに留意することが重要です。まず、腕時計のデザインはシンプルでエレガントなものを選ぶとよいです。無地の文字盤や革ベルトが上品な印象を与え、フォーマルな場に適しています。カジュアルなデザインや派手なカラーは極力避け、落ち着いた雰囲気を醸し出す、できればレザーベルト、シルバーのメタルバンドがフォーマルな場にマッチします。

また、デジタル時計やスポーツウォッチは避けるべきです。結婚式の状況にふさわしくなく、フォーマルな場でのマナーに合いません。

そして、腕時計のサイズも考慮して選びましょう。女性の場合は特に、華奢なデザインや控えめなサイズが適しています。過度に大きな腕時計は場違いとなる可能性があります。

さらに具体的には、ケースサイズはメンズで36〜40mm程度、レディースで26〜32mm程度が理想とされ、スーツやドレスの袖口に自然に収まる大きさが望ましいです。文字盤の色は白やシルバーが基本であり、黒も落ち着いた印象を与えますが衣装とのバランスに注意が必要です。金属の色はシルバーやホワイトゴールドが最も無難で、ゴールドを選ぶ場合は派手すぎない控えめなデザインが適切です。革ベルトを選ぶ場合は黒や濃いブラウンがフォーマルな場にふさわしいでしょう。

また、スマートウォッチは便利ではありますがカジュアルな印象を与えるため、通知音やアラームを含め結婚式では避けるのが無難です。ネクタイピンやカフスボタンなど、ほかのアクセサリーと金属色を揃えると統一感が出て、より洗練された装いになります。

結婚式に合うメンズ腕時計

結婚式に合うメンズ腕時計もいろいろありますが、人気のモデルを3つご紹介いたします。

ロレックス『オイスター パーペチュアル デイト』

ロレックスの『オイスター パーペチュアルデイト』は、結婚式に相応しい優雅さと洗練された輝きをもたらします。そのシンプルな美しさは、特別な瞬間を一層際立たせ、日付表示窓が実用的な一方で、品位あるアクセントとなります。オイスターケースと自動巻きムーブメントの高品質は、愛と誓いの日にふさわしい耐久性と精度を約束します。この腕時計は、結婚の喜びと感動を時間の軌跡として刻み込む、真に特別な存在です。

カルティエ『サントス』

カルティエ『サントス』の航空の歴史に由来するデザインは洗練され、矩形のケースと八角形のねじ込みリューズがユニークな特徴です。ブレスレットがケースに融合し、上品な統一感を持ちます。カルティエの品質と工芸は耐久性と美を保証し、男女を問わず愛されるユニセックスな魅力があります。結婚式の特別な瞬間にふさわしい、歴史とエレガンスを備えた腕時計です。

ブライトリング『プレミエ』

ブライトリング『プレミエ』は、クラシックなデザインと高級感が、特別な日の雰囲気を引き立て、エレガントな魅力を与えます。高品質な製造と多彩なバリエーションは耐久性とスタイルの両立を約束し、ウェディングアクセサリーとしての適応性も兼ね備えています。『プレミエ』は、結婚式の重要な瞬間に相応しい、洗練と品格を備えた時計です。

さらに国産ブランドの選択肢として、グランドセイコーのドレスウォッチもおすすめです。日本製ならではの高精度なムーブメントと控えめなデザインにより、スーツスタイルにも自然に馴染みます。価格帯は数十万円前後で、フォーマルでも実用性を重視する方に適しています。

結婚式に合うレディース腕時計

結婚式に合うレディース腕時計もいろいろありますが、おしゃれで人気のモデルを3つご紹介いたします。

ロレックス『カメレオン』

ロレックス『カメレオン』は、その個性的なデザインとカラーバリエーションの豊富さによって、カップルの個性や結婚式のテーマに合わせてバンドの色を選ぶことができます。これにより、結婚式の特別な日において、新郎新婦の個性的なアクセントとして魅力を加えることができます。また、カラーテーマや装いに合わせてバンドの色を変更できるため、結婚式全体の調和を演出することが可能です。

さらに『カメレオン』を身に着けることによって、その腕時計が結婚式の思い出として残ることでしょう。楽しさと遊び心をもたらすバンド交換機能は、結婚式の喜びや祝福の雰囲気を一層楽しいものにします。ただし、結婚式のドレスコードや雰囲気に合うかどうか、『カメレオン』のバンドのカラーが装いに違和感を与えないかどうかを考えることが大切です。

オメガ『コンステレーション』

オメガ『コンステレーション』の洗練されたデザインは、結婚式のフォーマルな雰囲気を引き立て、上品なスタイルを演出します。多彩なデザインとサイズの中から自分の好みに合った腕時計を選び、特別な日のファッションアクセントとして活用できます。

カルティエ『パンテール』

カルティエ『パンテール』は、結婚式にぴったりな腕時計です。その独自のアイコニックなデザインは、特別な日の装いにエレガントな魅力を与えます。上品なスタイルと洗練されたエレガンスが調和し、新婦の美しさを一層引き立てます。

ダイヤモンドや宝石のセッティングは、華やかさを加え、結婚式の輝かしい雰囲気にふさわしいアクセントとなります。さまざまなカラーバリエーションから選ぶことで、個性的なスタイルを表現できます。

結婚式での時計のマナー

結婚式での時計のマナーを守ることは、他の参列者や新郎新婦に対する敬意を示す重要なポイントです。まず、セレモニーやスピーチ中には時計を見ないようにしましょう。この時間は感動や祝福の瞬間であり、注意を引くことなく参加しましょう。また、静かな環境での結婚式では、アラームやチャイムの音が不適切な場面を引き起こす可能性があります。時計の音にも気を配りましょう。

また、時計を確認する際には控えめで配慮ある方法を心掛けましょう。特にセレモニーや祝辞の間は、他の参列者の視線や注意を妨げないようにすることが重要です。乾杯や食事中も、時計を頻繁に見るのは避け、自然に確認するようにします。写真撮影や移動時にも、時計の存在が目立たないよう配慮することが望ましいです。会場を退出する際にもタイミングを考慮し、祝福の気持ちを伝えつつ適切なタイミングで席を立ちましょう。

最も重要なのは、他のゲストとの調和を保ちながら、特別な日を祝福する姿勢を持つことです。結婚式は感動と喜びに満ちた場であり、腕時計のマナーを守ることで、新郎新婦への尊敬と敬意を自然に示すことができます。

結婚式の腕時計でのマナーについてよくある質問

ここまでで基本的な選び方やマナーをご紹介しましたが、結婚式に腕時計を着ける際には細かな疑問もあるかと思います。その中から特によくあるものをQ&A形式でご紹介します。

Q:結婚式に腕時計をしていっても良いですか?

A:はい、腕時計を着用すること自体はマナー違反ではありません。ただし、フォーマルな場に合ったシンプルで上品なデザインを選ぶことが大切です。文字盤は白やシルバー、ベルトは革やシルバー系メタルが無難です。

Q:スマートウォッチやデジタル時計は結婚式で使っても良いですか?

A:結婚式では、通知音やアラームが鳴る可能性があるため、スマートウォッチやデジタル時計は控えるのが望ましいです。フォーマルな装いには、落ち着いたデザインのアナログ時計を選ぶと安心です。

Q:結婚式で時計を確認する際のマナーはありますか?

A:袖口に収めるなど控えめに確認することが大切です。セレモニーや祝辞の間は他の参列者の注意を妨げないようにし、乾杯や食事中も頻繁に時計を見ないよう心がけましょう。写真撮影や移動の際も、時計が目立たないよう配慮することが望まれます。

まとめ

いかがでしたか?結婚式では、シンプルで上品な文字盤や革ベルト、落ち着いた輝きのある腕時計を選ぶことが大切です。動作音の静かな時計を選び、セレモニーやスピーチ中には袖口に収めて控えめに確認するなど、フォーマルな場のマナーを意識することも重要です。ケースサイズや色合いを考慮すれば、男性・女性それぞれの装いに自然に馴染み、結婚式の特別な日をさらに華やかに演出できます。

新郎新婦の喜びに寄り添いながら、腕時計選びのポイントを押さえることで、思い出深く上品な一日を楽しむことができるでしょう。

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