今が買い時!スタッフが選ぶ入手難易度が上がっている時計4選

2024.02.07

出演:野村店長×高橋(販売スタッフ)

もし気になっているのであれば今が買い時! 今回は、相場が上がったり入手が難しくなっていたりする時計を4本紹介する。

「良いものが出てこなくなっている。コレクターさんの間だけで取り引きされているので、良い個体は買っておいた方がいい。買うチャンスが減っている時計です」と語るのは、販売スタッフの高橋さん。今後同じような状態と価格で出会えなくなるかもしれない時計たちだ。

実は希少? グランドセイコー ファースト

はじめに紹介するのは、ファイアーキッズではお馴染みの、グランドセイコー『ファースト』(1960年製 彫文字盤 Ref.J14070)。

「これは彫文字盤なので108万円ですけれど、まだプレミアってほどではないかと思うんですよね。復刻は金無垢で150〜200万円で取り引きされているので、それを考えると入手難易度はこっちの方がどんどん高くなっていくと思う。この値段で買えるのは今のうちかな」(野村店長)

「うちが本数を販売しているので、いっぱいある時計だと思いがちですけれど、そんなことはないんですよね」(高橋さん)

「状態が悪いのは出てくる。メタルがなくなっているような個体でも、今後は値段がついてくるんじゃないかと思いますよ」(野村店長)

こうしたなかでも、ファイアーキッズではなるべく状態の良いものを探してお届けしている。

人気が高まる、ロレックス デイトジャスト 18KYG

続いては、ロレックス『デイトジャスト』(18KYG 1970年代製 Ref.1601)。グレーの文字盤にカラー風防が重なり、チャコールグレーに見える一本だ。

その昔、羽振がよい芸能人や不動産関係者など特定の人が愛用しているイメージがあったことから、金の時計に抵抗のある人が多かった。しかし、最近では人気が高まっている。

「自分も歳を取って金は良いなという感覚もあります」(野村店長)

「イエローゴールドは昔に比べて抵抗のある方は減りましたよね。金無垢つながりで言うと、今後はデイデイトも入手が難しくなるモデルも出てくるかなと。特にブレス付き」(高橋さん)

「今は現行のロレックスは値段が崩れているじゃないですか。崩れているモデルは特定のやつばかり。もうちょっとこの辺は上がってもおかしくないなって思うんですよね。デイデイトの古いやつとかはまだ評価が低い」(野村店長)

『デイデイト』も『デイトジャスト』も、状態の良い金無垢時計はこれから相場が上がっていく可能性が高い。

仕入れが困難な、ロレックス バブルバック

3本目は、ベンツ針が目を引くロレックス『バブルバック』(1945年製 14KYG セミユニークダイヤル 社外14Kエクステンションブレス)。

「268万円は安くないと思うんですけれどね。ものがないので」(野村店長)

「金の塊じゃないですか(笑)目方で売ってもまあまあありますからね」(高橋さん)

「(金としての)金額は大したことないですよ。でも入手困難。バブルバックの年代だとイギリスがお金持ちの時。イギリスに買い付けに行けるかというと今は行けない」(野村店長)

今は円安の煽りを受け、イギリスで仕入れるのはなかなか難しい。国内での買い付けに頼らざるを得ない状況だ。

「今国内で出回っているバブルバックは、日本人がお金持ちだった時に日本に仕入れたもの。コレクターさんが手放した個体しか出てこない。日本がお金持ちじゃなかった頃のものは入手が難しくなっていくということですね」(野村店長)

それとは逆に、前述した国産のグランドセイコーは海外での評価が上がり、多くが流出されているという。

「グランドセイコー ファーストは国内でしか販売していなかったけれど、今では海外に流れている。海外でのグランドセイコーは、車でいうレクサスじゃないけれど特別感があって、海外での評価がどんどん上がっている。『スペシャルな時計が100万円で買えるんだ!』みたいな、そんな感じですよね」(野村店長)

定番中の定番!ロレックス エクスプローラーⅠ フロッグフッド

最後に紹介するのは、こちらもロレックス。『エクスプローラーⅠ』(マーク1ダイヤル フロッグフット Ref.1016 1969年製)だ。

「時計の年式とブレスの年式(1971年)も近いし、針の夜行もトリチウムだし本当に揃っていますよね。ハックが付いている個体なので、たぶん出荷が遅かったのだと思います。1970年以降に出荷されていると考えると、時計とブレスがピッタリ合っている。1〜2年のズレって結構ありますもんね」(野村店長)

「よく見かけるので、そこは気にしない方が良いのかなと思います。298万円は安くはないですけれども、整っているとこれくらいはしちゃうかな」(高橋さん)

野村店長の世代では『エクスプローラー』は最初に価格が上がった時計だという。1990年代前半にRef.14270へとモデルチェンジした関係もあり、「Ref.1016は格好良い」と株が上がったようだ。

「サブマリーナーとかGMTよりも高めの値段で売っていた時計なので、今のサブマリーナーやGMTの値段を鑑みると、もう少し値段が上がっても良いのかなと思っちゃうところはあります。グレードは下の時計ですけれどね」(野村店長)

「そうですね。でも本当に飽きのこない定番中の定番。いつ着けてもいい。若い時に買って歳を取ってからでも着けられる」(高橋さん)

「70代で手首が細くなってきてサブマリーナーとかしていると『遊んじゃっているな』みたいな感じが出るけれど、エクスプローラーだったら出ないでしょうね。Ref.1016だと」(野村店長)

「ヴィンテージ時計としては実用性も含めて優れていますね」(高橋さん)

「今年はロレックスに注力していきたい」と語る高橋さんのチョイスで、ロレックスが多い紹介となった。欲しい時が買い時! 気になる方は早めにチェックしておこう。

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