【IWC、ブライトリング、ジン】アラフォーが今狙うパイロットウォッチ
時計について勉強中のアラフォー女性“ハナコ”が、時計について語る「ハナコのWATCH LIFE」。第7回は、アラフォーの私が今欲しいパイロットウォッチについてです。
パイロットウォッチとは
パイロットウォッチは、民間機や軍用機のパイロットが使うことを想定して設計された腕時計です。最大の特徴は、高い視認性です。大きな文字盤にはっきりと読み取りやすい数字や指針を持ち、飛行中でも時刻を正確に把握できるように設計されています。また、多くのモデルにはクロノグラフが組み込まれており、飛行時間の計測に役立ちます。今回は、私が今狙っているパイロットウォッチのIWC、ブライトリング、ジンについてご紹介します。
超ラッキー!フライト前のコックピットに潜入
昨年4月にコロナの水際対策が終了して以降、海外旅行に行きやすくなりましたね。我が家では、昨年夏に子連れグアム旅行へ行ってきました。小さい子供を連れての海外旅行はホテルのプールでの水遊びがメインとなります。毎日プールとビーチを何往復もして、たくさん遊びました。
子供との思い出作りの3泊4日の旅はあっという間。帰路につくためにグアム国際空港から成田行の飛行機に搭乗しました。日本の航空会社では防犯上の理由から航行中はもちろんのこと、離着陸前後もコックピットへは立ち入ることができません。でも海外の航空会社の場合、運が良ければ、コックピットを見学させてもらえることがあります。
この日予約していた便はユナイテッド航空で、搭乗時にコックピットの扉は開かれていました。意を決して息子と中を見学させてもらえないかと聞くと、「OK」との返事が。この日の機長さんはとてもフレンドリーで機長席に座らせてくれ、写真まで撮ってくれました。その日から息子は飛行機のおもちゃで夢中に遊ぶようになり、私はパイロットウォッチを夜な夜なスマホで検索し始めました。
IWC
IWCのパイロットウォッチといえばマークシリーズです。有名なモデルとして、1948年にイギリス空軍用に作られた『マーク11』や、その後継である『マーク12』が挙げられます。その正確さと信頼性から民間や軍のパイロットたちから絶大な支持を得ました。
IWCのパイロットウォッチは、IWCの伝統と航空業界への専門知識を体現したものであり、その継続的な進化と改良によって、パイロットウォッチの分野で一流ブランドとしての地位を築いています。
ブライトリング
ブライトリングはパイロットウォッチやミリタリーウォッチを得意としており、その中でも『ナビタイマー』が代表的なパイロットウォッチとして知られています。『ナビタイマー』の文字盤の周囲には様々なメモリが配置されており、ベゼルを回転させることで計算ができるようになっています。パイロットが、飛行距離や残りの燃料を計算する時に実際に使っていた航空計算尺という計器を時計に搭載したということです。この機能性と一目でそれとわかるデザインが『ナビタイマー』の大きな魅力です。
ジン
ジンは、1961年、ヘルムート・ジンによって創業されました。当初、計器やパイロットウォッチの製造に焦点を当て、航空産業向けに高品質な時計を提供しました。その洗練されたデザインと堅牢性がパイロットや航空愛好者から注目され、初期の成功を収めました。その後、特殊な素材や技術を駆使した時計の開発を進め、独特の技術とデザイン、機能性に焦点を当てたアプローチにより、時計業界での地位を築き上げました。
ジンとベル&ロスの関係
私が愛用する時計軍の一つにベル&ロスの『BR-03』があります。実は、ベル&ロスのブランド初期は「ベル&ロスby SINN」としてジンによって製造されていました。そういう過去もあり、ベル&ロスの時計の象徴的な太いバーインデクスとアラビア数字の組み合わせは、ジンの『856』や『857』といったパイロットウォッチシリーズにも見ることができます。ベル&ロスは、ジンの遺伝子を受け継いだ“兄弟”といったところでしょうか。
私が狙う次の時計はジンのパイロットウォッチです。愛用する『BR-03』の兄弟時計として迎え入れ、いずれはそれらを長男、次男に譲りたいなと考えています。(息子たちは時計のストーリーに興味を持ってくれる大人になるだろうか…)
writer
ハナコ
私は都内在住の2児の母です。20代で時計のおもしろさを知り、時計に興味を持ち始めました。そしてアラフォーとなり、気がつけば時計沼に片足突っ込んでいました。今はとにかく時計の知識を増やしたいと思っています。日々のストレスはお酒と旅行で発散させるタイプです。