カルティエ サントス オクタゴン解説|八角形ベゼルの生産終了モデルを知る
カルティエ サントス オクタゴン(Santos Octagon)は、サントスシリーズの中でも八角形のベゼルを持つ個性的なモデルです。カルティエを代表する「サントス」の派生モデルで、ベゼル周りが八角形になっていることからオクタゴンと呼ばれています。現在は生産終了しており、ヴィンテージ市場でのみ入手可能なディスコンモデルとなっています。
この記事では、サントス オクタゴンの特徴、サイズや素材のバリエーション、ダイヤルの種類、そして選び方のポイントを解説します。サントス オクタゴンの購入を検討している方はもちろん、すでにお持ちの方にも参考になる内容です。
サントス オクタゴンとは — 八角形ベゼルの生産終了モデル

サントス オクタゴンは、カルティエを代表する「サントス」の派生モデルです。文字盤が丸く、ベゼル周りが八角形になっていることからオクタゴンと呼ばれており、一目でカルティエとわかるデザインが特徴です。
最大の特徴は、ビスの装飾やベゼル、ブレスレットの直線的なデザインにあります。八角形ベゼルにビスを配した直線的なフォルムはラグジュアリー感があり、サントスシリーズの中でも独自の存在感を放っています。
サントスシリーズの中でもオクタゴンは現在生産終了しており、新品では入手できません。時代背景からクォーツモデルの流通量が多く、機械式モデルは比較的少ない傾向にあります。
サイズバリエーション — LMとSMの違い
サントス オクタゴンには、LM(ラージモデル)とSM(スモールモデル)の2つのサイズが存在します。
LMサイズ(ラージモデル)
LMサイズはケースサイズ約29mm(リューズ別)で、当時はメンズサイズとして販売されましたが現代では女性が装着しても違和感のないサイズ感です。自動巻きモデルが多く、Ref.2966(コンビ)やRef.2965(SS・18金無垢)といったリファレンスが確認されています。文字盤はホワイトローマンダイヤルが標準で、7時位置に隠し文字が配されているのもLMの特徴です。
SMサイズ(スモールモデル)
SMサイズはケースサイズ約24〜26mm(リューズ別)のレディースサイズです。Ref.0907(コンビ)やRef.0906(SS)が確認されています。ホワイトローマンダイヤルが標準で、ローマ数字のインデックスが上品な印象を醸し出しています。
| サイズ | ケースサイズ | 主なRef. | 位置づけ |
| LM(ラージモデル) | 約29mm(リューズ別) | Ref.2966(コンビ)/ Ref.2965(SS・YG) | メンズ / ユニセックス |
| SM(スモールモデル) | 約24〜26mm(リューズ別) | Ref.0907(コンビ)/ Ref.0906(SS) | レディース |
素材バリエーション — コンビ・SS・18金無垢

サントス オクタゴンは、ケースとブレスレットの素材によって大きく3つのバリエーションに分かれます。
コンビ(SS×イエローゴールド)
最も流通量が多いのがコンビモデルです。ステンレスとイエローゴールドのツートンカラーで、八角形ベゼルのビス装飾がゴールドで際立ちます。LMサイズではRef.2966、SMサイズではRef.0907が代表的なリファレンスです。純正コンビブレスが標準的な仕様で、購入時にはブレスレットの伸びや状態を確認することが重要です。
ステンレス(SS)
オールステンレスのモデルは、コンビよりもスポーティな印象です。LMサイズのRef.2965、SMサイズのRef.0906が確認されています。SSのワントーンで自動巻きという組み合わせは特に珍しい存在です。
18金イエローゴールド無垢
最も希少なのが18金イエローゴールド無垢のモデルです。LMサイズの18KYGモデルは特に珍しい存在です。コンディションを判断する際は、ケースのシャープさが保たれているか、ビスの丸みが残っているかがチェックポイントになります。純正金無垢ブレスの有無やブレスの長さも重要な確認事項です。
| 素材 | 特徴 | 流通量 |
| コンビ(SS×YG) | ツートンカラー。最もオクタゴンらしい華やかさ | 多い |
| ステンレス(SS) | スポーティな印象。機械式は特に希少 | やや少ない |
| 18金イエローゴールド無垢 | 純正金無垢ブレス付き。最上位の素材 | 非常に少ない |
ダイヤルバリエーション — ホワイトローマンからゴーストまで

サントス オクタゴンには、複数のダイヤル(文字盤)バリエーションが存在します。主なダイヤルをご紹介します。
ホワイトローマンダイヤル
最も一般的なダイヤルです。カルティエのアイコンであるローマ数字のインデックスが配されたホワイトローマンダイヤルが標準仕様です。クォーツモデルは文字盤がマットな白、自動巻きは文字盤が青みがかった白でツヤがあるのが見分けるポイントです。LMサイズでは7時位置に隠し文字が確認できる個体も多く見られます。
ボルドーダイヤル
ボルドーダイヤルのSSケースは珍しいバリエーションです。ボルドーダイヤル自体が珍しいうえに、SSのワントーンかつ自動巻きという組み合わせは希少です。リューズ部分にルビーの装飾が施されているのも特徴です。
ガーネットダイヤル
クォーツモデルが多数を占める中、機械式のガーネットダイヤルは流通量が少なく、希少なバリエーションです。ステンレスのLMサイズRef.2965で確認されています。
ゴーストダイヤル
非常に珍しいグレーダイヤルはゴーストの愛称で呼ばれ、コレクター人気の高いバリエーションです。1980年代製のLMサイズ コンビRef.2966で確認されています。
| ダイヤル | 特徴 | 希少性 |
| ホワイトローマン | 最も一般的。クォーツはマット白、自動巻きは青みがかった白 | 流通量が多い |
| ボルドー | 深い赤系カラー。リューズにルビー装飾 | 珍しい |
| ガーネット | SSモデルでの組み合わせが極めて希少 | 非常に珍しい |
| ゴースト(グレー) | グレーダイヤル。コレクター人気が高い | 非常に珍しい |
ブレスレットの種類
サントス オクタゴンのブレスレットにも複数の種類が存在します。最も一般的なのはケースと一体化したデザインの純正コンビブレスや純正ステンレスブレスです。ブレスレットの伸びや摩耗の程度はコンディションを判断する重要なポイントとなります。
特に注目すべきはゴドロンブレスと呼ばれるデザイン性の高いブレスレットです。通常のブレスレットとは異なる意匠を持ち、ゴドロンブレスが付いた個体は希少性が高く評価されています。
サントス オクタゴンを選ぶポイント
自動巻きかクォーツか
時代背景からクォーツモデルの流通量が多く、機械式モデルは比較的少ない傾向にあります。機械式の味わいを求めるなら自動巻きモデルですが、流通量が少ないため選択肢は限られます。クォーツモデルは比較的入手しやすく、薄型で装着感に優れます。
文字盤のコンディション
ヴィンテージのサントス オクタゴンでは、文字盤のクラック(ひび割れ)を確認することが大切です。経年によりひび割れが発生していることも珍しくありません。ノンクラック(ひび割れなし)の文字盤は評価が高い傾向にあります。一方で、ルーペで確認できる程度の細かいひび割れは肉眼ではあまり気にならない場合もあり、どこまで許容できるかは好み次第です。
ケースとブレスレットの状態
ケースについては、エッジのシャープさが保たれているか、ビスの丸みが残っているかがコンディションのチェックポイントです。面取りがしっかりと残り目立つ損傷がないことが良好な状態の目安です。ブレスレットは伸びの程度や長さを確認しましょう。
付属品の有無
ヴィンテージモデルでは箱やギャランティーカード、保証書、冊子といった付属品が揃っていること自体が珍しく、付属品の有無もコンディション評価の要素となります。
サントスシリーズの中での位置づけ
カルティエのサントスシリーズには、オクタゴン以外にも複数のモデルが存在します。他のサントスモデルと比較すると、オクタゴンの独自性が際立ちます。
| モデル | ケース形状 | 主な素材 | 特徴 |
| サントス オクタゴン | 八角形ベゼル+丸型文字盤 | コンビ / SS / 18KYG | ビス装飾、直線的デザイン、生産終了 |
| サントス ロンド | 丸型 | コンビ / SS | サントスの丸型モデル |
| サントス カレ | 四角形 | SS | 角型ケース |
オクタゴンは「八角形ベゼル+ビス装飾+一体型ブレスレット」という構成が独特で、サントスシリーズの中でも唯一無二のデザインを持っています。サントス ロンドやサントス カレにはない直線的な力強さがオクタゴンの魅力です。
よくある質問(FAQ)
カルティエ サントス オクタゴンについて、よく寄せられる質問をまとめました。
Q.サントス オクタゴンの自動巻きとクォーツの違いは何ですか?
A. 外観上の違いとして、クォーツモデルは文字盤がマットな白であるのに対し、自動巻きは文字盤が青みがかった白でツヤがあり、ローマ数字のインデックスが上品な印象です。時代背景からクォーツモデルの流通量が多く、機械式モデルは比較的少ない傾向にあります。
Q.サントス オクタゴンのLMサイズとSMサイズの違いは何ですか?
A. LMはケースサイズ約29mm(リューズ別)で、当時はメンズサイズとして販売されましたが現代では女性が装着しても違和感のないサイズ感です。SMはケースサイズ約24〜26mm(リューズ別)のレディースサイズです。LMのラグ幅は16mm、SMのラグ幅は11〜12mmとなっています。
Q.サントス オクタゴンにはどのような素材バリエーションがありますか?
A. コンビ(ステンレス×イエローゴールド)、ステンレス(SS)、18金イエローゴールド無垢の3種類が確認されています。コンビが最も流通量が多く、18金無垢は特に珍しい存在です。ステンレスモデルの機械式も貴重で、SSワントーンの自動巻きは希少な組み合わせです。
Q.サントス オクタゴンの文字盤にはどのようなバリエーションがありますか?
A. 最も一般的なホワイトローマンダイヤルのほか、ボルドー、ガーネット、ゴースト(グレー)といった珍しいバリエーションがあります。クォーツモデルが多数を占める中、機械式モデルの流通は少なく、ステンレスモデルのガーネットダイヤルは特に希少です。ダイヤルの種類によって流通量が大きく異なります。
Q.サントス オクタゴンのゴドロンブレスとは何ですか?
A. ゴドロンはデザイン性の高い希少な純正ブレスレットの一種です。通常のブレスレットとは異なる意匠で、サントス オクタゴンの中でもゴドロンブレスが付いた個体は特にコレクター人気が高い仕様です。
まとめ
カルティエ サントス オクタゴンは、八角形ベゼルにビス装飾を配したラグジュアリー感のあるサントスの派生モデルです。一目でカルティエとわかるデザインを持ち、生産終了により年々入手が難しくなっています。
コンビ・ステンレス・18金無垢という素材の違い、LM・SMのサイズ展開、ホワイトローマンからゴーストまでのダイヤルバリエーション、そしてゴドロンブレスという希少なブレスレット仕様まで、実に多彩な個性を持つモデルです。ご自身のスタイルに合った一本を見つけてみてください。
■ 華やかなツートンを楽しみたい → コンビ(Ref.2966 / Ref.0907)
■ スポーティに使いたい → ステンレス(Ref.2965 / Ref.0906)
■ 最上位の素材を求める → 18金イエローゴールド無垢

