チューダー ヴィンテージの人気モデルをご紹介!
チューダーのヴィンテージと一口に言っても、その守備範囲はとても広いものです。1950年代の薔薇マークが入ったプリンスから、1980〜90年代のミニサブやクロノタイムまで、年代もデザインの方向性もさまざまな個性を持ったモデルが存在しています。
ここでは「実際にどんなチューダーが市場で動いているのか」を切り口に、FIRE KIDSの直近1年の販売実績に登場した代表的なラインナップを整理してみたいと思います。これからチューダーのヴィンテージを探そうとしている方が、自分の興味の方向性をつかむヒントになれば幸いです。

プリンスオイスターデイト系はなぜ定番なのか
プリンスオイスターデイト系は、チューダーのドレスとスポーツの中間に位置するモデルとして長く愛されてきたシリーズです。デイト機能を備えたオイスターケースの自動巻きという、もっとも汎用性の高い構成を持っているため、ヴィンテージチューダーの入り口として選ばれることが多いラインです。
FIRE KIDSの販売実績を振り返ってみても、このプリンスオイスターデイト系がとくに登場頻度が高くなっています。具体的には、Ref.94400 Cal.2671を搭載したミニサブサイズの1982年製ブルーダイヤル、Ref.75203Nの1987年製、Ref.9050/0の1969年製グレーダイヤル、Cal.2484を搭載したRef.7989/0の1968年製、そしてレディースサイズにあたるプリンセスオイスターデイトのRef.9301/0(1974年製)など、年代もケースサイズも幅広いバリエーションが揃っています。
リファレンス番号を眺めていただくと分かる通り、Ref.7989番台の1960年代後半から、Ref.9050番台の1960年代末、Ref.9301/0や75203Nといった1970〜80年代まで、約20年の長きにわたって展開されてきたシリーズだということが伝わってきます。文字盤色もシルバー、グレー、ブルーと選択肢が広く、ケースサイズもメンズの34mm前後からミニサブサイズまで存在しているため、自分の手首と好みに合った1本を見つけやすいラインといえます。

デカバラとはどんなモデルなのか
デカバラとは、文字盤の12時位置に大きな薔薇マークがプリントされたチューダーを指す愛称です。正式な商品名ではなく、コレクター間で使われている呼び方ですが、現在ではすっかり定着しています。
FIRE KIDSの販売実績にも、このデカバラ系は数多く登場しています。Ref.7996/0の1968年製(リダンダイヤル)、Ref.7962の1965年製オイスターデイト、Ref.7934の1960年製手巻き王冠リューズモデル、Ref.7984の1966年製オリジナルシルバーダイヤル王冠リューズ、Ref.7963の1965年製トップゴールドなど、リファレンスごとに異なる仕様が存在します。
また、デカバラよりさらに古い世代として、1950年代の盾薔薇 Ref.4453の飛びアラビア文字盤や、Cal.390バタフライローターを搭載した10KGFの小薔薇プリンスといったモデルもあります。盾と薔薇のロゴが組み合わさったタイプは、現存数が限られていることもあり、ヴィンテージチューダーの中でもとくにコレクター性が高い領域です。
リファレンス番号でいうとRef.7934、Ref.7962、Ref.7963、Ref.7984、Ref.7996といった79xx番台が中心で、巻き上げ方式は手巻きと自動巻きの両方が確認できます。リューズが王冠形状になっている個体や、文字盤に大きな薔薇のロゴが残っている個体は、デカバラらしさをよく表現しているといえるでしょう。
クロノタイムはどんなクロノグラフなのか
クロノタイムは、チューダーのクロノグラフラインです。FIRE KIDSで取り扱いのあるリファレンスには、Ref.79160(1989年製・前期型シルバーダイヤル)、Ref.79260P(2006年製)、Cal.7750を搭載した1997年製モデルなどがあります。
リファレンスや製造年代によってデザインや搭載キャリバーに違いがあり、コレクションの幅が広いラインです。
クロノタイムというカテゴリの中には、ベゼルや文字盤デザイン、サブダイヤルの配置によっていくつかのバリエーションが存在しているため、年代やリファレンスごとに表情が異なります。シルバーダイヤルの落ち着いた印象を好む方もいれば、後年のスポーティな仕様を好む方もいて、選択の幅が広いのがこのラインの魅力です。

ミニサブはどんなポジションのモデルか
ミニサブは、その名の通り通常のサブマリーナーより小さなケース径を持つチューダーのダイバーズです。フルサイズのサブマリーナーが大きく感じる手首の方や、レディース、ユニセックスで楽しみたい方に向けたサイズ感として展開されてきました。
FIRE KIDSの販売実績に登場したミニサブには、Ref.73090の1990年/1991年製(ブラックダイヤル)、Ref.73091の1989年製(コンビ仕様、王冠リューズ)、Ref.73910の1995年製(ブルーダイヤル)などがあります。リファレンス番号は730xx番台が中心で、ステンレス単色のスポーティな仕上がりから、コンビケースの華やかな仕上がりまで複数のバリエーションが確認できます。
文字盤色についても、ブラックとブルーの両方が存在しており、好みやコーディネートに合わせて選べる幅があります。王冠リューズが残っている個体は、ヴィンテージチューダーらしい雰囲気を今に伝える要素として人気です。コンビ仕様のRef.73091のように、ベゼルやリューズに金パーツが使われたモデルは、スポーツとドレスの中間的な存在感を持っています。
レンジャーやサブマリーナー系にはどんなバリエーションがあるか
ヴィンテージチューダーのスポーツラインには、レンジャーやサブマリーナーといった独自の系譜があります。それぞれにリファレンスごとの個性があり、コレクターの関心も強い領域です。
レンジャーについては、Ref.9020/0の1977年製(オイスタープリンス ノンデイト)や、盾レンジャー Ref.7995/0の1966年製などがFIRE KIDSの販売実績に登場しています。盾レンジャーと呼ばれる1960年代のRef.7995/0は、文字盤に盾形のチューダーロゴが配されたタイプで、後年のレンジャーとはまた異なる雰囲気を持っています。
サブマリーナーでは、Ref.9401/0の1984年製が販売実績にあり、ノンデイトのロリポップ針、ドーム風防、オールトリチウム文字盤という、ヴィンテージサブマリーナーらしい要素を備えた仕様となっています。チューダーのサブマリーナーは、ロレックス サブマリーナーと共通する部分を持ちながらも、針形状や文字盤のディテールに独自の表情があり、ヴィンテージならではの個体差を楽しむ余地があるのが特徴です。
オイスター/オイスタープリンスデイト系では、Ref.7403の1996年製(コンビ オリジナルブラックダイヤル 純正ジュビリーブレス)や、1950年代前半の盾薔薇オイスターといった個体が販売実績にあります。1950年代の盾薔薇オイスターは、もっとも初期のチューダーロゴを残した世代として、コレクション性の高いカテゴリです。
こんな方におすすめしたい
初めてヴィンテージチューダーに触れる方
最初の1本を探している方には、プリンスオイスターデイト系が比較的選びやすい入り口になります。Ref.9050/0やRef.7989/0といった1960〜70年代の自動巻きデイトモデルは、汎用性が高く、シーンを選ばずに使える構成を持っています。リファレンスや年代の選択肢も多いため、自分の好みの文字盤色やケースサイズを見つけやすいのも魅力です。
古いチューダーロゴに惹かれる方
薔薇マークや盾形ロゴが残った1950〜60年代のチューダーに魅力を感じる方には、デカバラ系や盾薔薇系が候補になります。Ref.7934やRef.7984といった79xx番台のデカバラは、王冠リューズや手巻き仕様といったヴィンテージらしいディテールを残しているモデルが多く、ロゴの変遷を楽しみたい方にも向いています。盾薔薇 Ref.4453のように、より古い世代の個体は希少性が高く、コレクターズアイテムとしての性格が強くなります。
スポーツモデルが好みの方
サブマリーナーやミニサブ、レンジャーといったスポーツ系を求める方には、Ref.9401/0のサブマリーナー、Ref.73090番台のミニサブ、Ref.9020/0や盾レンジャー Ref.7995/0といったレンジャーが候補になります。フルサイズのダイバーズが好みならRef.9401/0、手首を選ばず使いたいならミニサブ、エクスプローラー的な雰囲気を楽しみたいならレンジャーといった具合に、目的に応じて選ぶことができます。
クロノグラフを探している方
クロノグラフ志向の方には、クロノタイム ライン(Ref.79160、Ref.79260P、Cal.7750搭載モデル等)が選択肢になります。チューダーのクロノグラフはリファレンスによって表情が異なるため、ベゼルや文字盤デザイン、サブダイヤルの配置を比較しながら自分の好みの仕様を探していく楽しみがあります。
よくある質問
Q. ヴィンテージチューダーの中で、もっとも種類が多いカテゴリはどれですか
A. FIRE KIDSの販売実績を眺めると、プリンスオイスターデイト系とデカバラ系が登場頻度の高いカテゴリです。リファレンス番号や年代、文字盤色、ケースサイズの選択肢が広く、入門から上級コレクションまで対応しやすい領域といえます。
Q. デカバラと盾薔薇は何が違うのですか
A. デカバラは1960年代の79xx番台リファレンスに見られる、文字盤に大きな薔薇マークがプリントされたモデルの愛称です。盾薔薇はそれよりさらに古い世代で、盾形のロゴと薔薇マークが組み合わさったタイプを指します。Ref.4453のように、1950年代の個体に確認できる仕様です。
Q. ミニサブとフルサイズのサブマリーナーはどう違いますか
A. ミニサブはRef.730xx番台に代表される、ひとまわり小さなケース径を持つサブマリーナーです。フルサイズに比べて手首の細い方や、サイズ感を抑えて着けたい方に向けて展開されてきました。文字盤やベゼル、リューズの仕様も世代ごとに少しずつ異なります。
Q. クロノタイムの中で年代の見分け方はありますか
A. リファレンス番号と搭載キャリバー、ベゼルや文字盤のデザインから判断するのが基本です。FIRE KIDSの取り扱い実績では、Ref.79160(1989年製)、Cal.7750搭載モデル(1997年製)、Ref.79260P(2006年製)など、年代の異なるリファレンスが揃っています。
Q. ヴィンテージのレンジャーで盾レンジャーと呼ばれるのはどんなモデルですか
A. 盾レンジャーは、文字盤に盾形のチューダーロゴが配された1960年代のレンジャーを指します。Ref.7995/0などがその代表で、後年のレンジャーとはロゴデザインが異なるため、ヴィンテージファンの間ではとくに人気のあるカテゴリです。
まとめ
FIRE KIDSの直近1年の販売実績を振り返ってみると、ヴィンテージチューダーの世界はプリンスオイスターデイト系、デカバラ、クロノタイム、ミニサブ、レンジャー、サブマリーナー、オイスター/オイスタープリンスデイトといった複数のカテゴリで構成されていることが分かります。
それぞれにリファレンスや年代ごとの個性があり、初めてヴィンテージチューダーに触れる方から、薔薇マークや盾ロゴに惹かれるコレクターまで、関心の方向性に応じた選び方ができるラインナップです。気になるカテゴリから少しずつ眺めてみることで、自分にとってのチューダーの楽しみ方が見えてくるのではないでしょうか。
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