オリエント

1950年に東洋時計の日野工場を借り受け、腕時計の製造をはじめる。51年には社名を「オリエント時計」とし、機械式腕時計『オリエントスター』を発表する。以降、70年代前半まで、独特のスタンスで個性的で、斬新なデザインの腕時計を生み出している。一時、機械式時計の製作をストップしていたが、90年代後半に『オリエントスター』を復活させる。安価だが比較的精度の高い機械式ムーブメントや、特徴のあるデザインは人気となり、この頃から売り上げを伸ばしている。2004年には1960年代の薄型自動巻きムーブメントを元に新しい自動巻きムーブメントを開発し、フラッグシップブランドである『ロイヤルオリエント』を復活させている。比較的単価の高い機械式時計が主力商品となっており、クォーツの比率は低くなっていた。2001年にエプソンの子会社となり、2017年にはエプソンに統合される。『オリエントスター』をはじめ腕時計自体は健在。

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